国土交通省土地鑑定委員会が実施した今回の地価公示では、県内住宅地293地点、商業地110地点等、計432地点について、令和4年1月1日現在の1平方メートル当たりの土地の価格の判定が行われました。
前年からの継続地点430地点のうち、地価上昇地点は、住宅地60地点、商業地4地点でした。横ばい地点は、住宅地65地点、商業地22地点、工業地で19地点でした。下落地点は、住宅地・商業地・工業地のすべてで減少しました。
県内住宅地及び商業地の地価の対前年平均変動率は、ともに30年連続して下落傾向を示しました。下落率は、住宅地、商業地ともに前年より縮小しています。
全国の地価の対前年平均変動率は、住宅地、商業地ともに2年ぶりに上昇に転じました。また、三大都市圏の平均変動率も住宅地、商業地ともに2年ぶりに上昇に転じました。
住宅地の状況
県全体では、平均変動率は▲0.7%(前年▲1.1%)となり、30年連続の下落となりました。下落率が大きい市町は、紀北町▲2.6%、木曽岬町▲2.5%、尾鷲市▲2.5%などで、上昇した市町は、川越町0.1%だけでした。
平均価格は、37,900円/平方メートル(前年38,000円)で、最高価格地点は、津市大谷町(津-18)の114,000円/平方メートルでした。
商業地の状況
県全体では、平均変動率は▲0.8%(前年▲1.2%)となり、30年連続の下落となりました。下落率が大きい市町は、志摩市▲2.6%、鳥羽市▲2.6%、尾鷲市▲2.6%、熊野市▲2.4%などで、上昇した市町はありませんでした。
平均価格は、68,600円/平方メートル(前年69,000円)で、最高価格地点は、四日市市諏訪栄町(四日市5-1)の 404,000円/平方メートルでした。