国土交通省土地鑑定委員会が実施した今回の地価公示では、県内住宅地293地点、商業地110地点等、計432地点について、平成30年1月1日現在の1平方メートル当りの土地の価格の判定が行われました。
継続地点427地点のうち、326地点で地価が下落しました。地価上昇地点は、住宅地で36地点(津市4地点、四日市市17地点、桑名市14地点、朝日町1地点)、商業地で22地点(津市2地点、四日市市15地点、伊勢市2地点、桑名市3地点)でした。横ばい地点は、住宅地で30地点(津市6地点、四日市市12地点、桑名市5地点、鈴鹿市5地点、菰野町1地点、川越町1地点)、商業地で13地点(津市5地点、四日市市7地点、桑名市1地点)でした。
県内住宅地及び商業地の地価の対前年平均変動率は、ともに26年連続して下落傾向を示しました。県全体として下落率は、前年より小さくなりました。
全国の地価の対前年平均変動率は、住宅地で前年の横ばいから10年ぶりに上昇に転じ、商業地で3年連続の上昇となりました。また、三大都市圏の平均変動率では、住宅地、商業地ともに5年連続の上昇となりました。
住宅地の状況
県全体では、平均変動率は△1.4%(前年△1.6%)となり、26年連続の下落となりました。下落率が大きい市町は、紀北町△4.7%、南伊勢町△4.6%、鳥羽市△4.5%で、下落率が最も小さかったのは川越町で△0.1%でした。
平均価格は、38,600円/平方メートル(前年38,900円)で、最高価格地点は、津市大谷町(津-18)の107,000円/平方メートルでした。
商業地の状況
県全体では、平均変動率は△1.3%(前年△1.6%)となり、26年連続の下落となりました。下落率が大きい市町は、南伊勢町△5.1%、熊野市△4.8%、志摩市△4.5%でした。一方、四日市市が0.4%と5年連続の上昇となり、桑名市が0.0%と横ばいとなりました。
平均価格は、69,200円/平方メートル(前年69,700円)で、最高価格地点は、四日市市諏訪栄町(四日市5-1)の 376,000円/平方メートルでした。