この市町民経済計算は、令和3年度三重県民経済計算(令和6年2月29日公表)を基に、各種の統計数値を用い、按分方式により市町や地域における総生産及び市町民所得の推計をしたものです。
【推計結果の概要】
(1)「市町内総生産」、「総生産の対前年度増加率」及び「一人当たり市町民所得」の上位5市町
順位 市町内総生産 対前年度増加率 一人当たり市町民所得
1. 四日市市 2兆931億円 木曽岬町 22.6% いなべ市 365万4千円
2. 津市 1兆2,465億円 玉城町 19.4% 四日市市 361万1千円
3. 鈴鹿市 8,563億円 南伊勢町 11.9% 川越町 351万3千円
4. 松阪市 5,722億円 朝日町 11.1% 朝日町 335万円
5. 伊賀市 5,695億円 亀山市 10.4% 桑名市 328万4千円
※市町内総生産は四日市市が県内トップとなり、次いで津市、鈴鹿市、松阪市、伊賀市の順となりました。
※対前年度増加率は県内22市町でプラスとなり、木曽岬町では建設業及び製造業などが増加したことか ら、22.6%増と最も高い増加率になりました。
※一人当たり市町民所得では、いなべ市が3年ぶりの1位となりました。
(2)「地域別市町内総生産」、「総生産の対前年度増加率」及び「構成比」
地域別市町内総生産 対前年度増加率 構成比
北勢 4兆7,179億円 +2.1% 55.5%
中南勢 1兆9,793億円 +0.4% 23.3%
伊勢志摩 8,006億円 +5.5% 9.4%
伊賀 8,107億円 +3.9% 9.5%
東紀州 1,967億円 ▲0.4% 2.3%
※地域別市町内総生産では、北勢地域、中南勢地域、伊勢志摩地域及び伊賀地域で前年度から増加しました。伊勢志摩地域では、製造業などが増加したことから、5.5%増と高い増加率になりました。
(3)各地域の「一人当たり市町民所得」
地域別一人当たり市町民所得 県民所得を100とした場合の水準
北勢 336万3千円 108.1
中南勢 304万7千円 97.9
伊勢志摩 267万1千円 85.9
伊賀 289万4千円 93.0
東紀州 244万7千円 78.7
三重県 311万1千円 100.0
※地域別一人当たり市町民所得では、北勢地域(336万3千円)が一人当たり県民所得の額(311万1千円)を上回りました。
注1)各計数は推計値を按分したものであり、積み上げ計算によるものではありません。
注2)単位未満を四捨五入しているため、総数と内訳が一致しない場合があります。
注3)令和3年度市町民経済計算の推計は、三重県民経済計算と同様に「08SNA」(国民経済計算の国際基準)に基づき推計しています。
平成23年度から令和2年度までの数値についても最新のデータ等により改定していますので、今回公表のものをご利用ください。