令和2年度の県内総生産は、名目では8兆2,731億円(対前年度比1.6%増)となり2年ぶりの増加、実質では8兆3,643億円(同0.8%増)となり2年ぶりの増加となりました。
また、一人当たり県民所得は294万8千円(対前年度比1.5%減)となり2年連続の減少、県民所得5兆2,195億円のうち、県民雇用者報酬は3兆7,398億円(同2.6%減)となり7年ぶりの減少となりました。
比較可能な平成23年度以降(10年間)でみると、県内総生産は名目、実質とも3番目の高さとなりました。また、県民雇用者報酬は3番目の高さとなりました。
・生産面では、製造業などが増加、運輸・郵便業、宿泊・飲食サービス業、卸売・小売業などが減少となりました。
・分配面では、県民雇用者報酬は7年ぶりの減少、企業所得は3年連続の減少、財産所得(非企業部門)は3年ぶりの増加となりました。
・支出面では、民間最終消費支出は3年連続の減少、地方政府等最終消費支出は4年ぶりの減少、県内総資本形成は2年連続の減少となりました。
※県民経済計算は、県民の経済活動によって一年間に生み出された成果(付加価値)を生産・分配・支出といった3つの側面からマクロ的に把握して県経済の規模、県内の産業構造などを明らかにしたものです。