この市町民経済計算は、令和元年度三重県民経済計算(令和4年7月30日公表)を基に、各種の統計数値を用い、按分方式により地域や市町における総生産及び市町民所得の推計をしたものです。
【推計結果の概要】
(1)「市町内総生産」、「総生産の対前年度増加率」及び「一人当たり市町民所得」の上位5市町
順位 市町内総生産 対前年度増加率 一人当たり市町民所得
1. 四日市市 1兆7,678億円 紀宝町 19.5% 川越町 377万1千円
2. 津市 1兆2,687億円 御浜町 10.1% 四日市市 338万2千円
3. 鈴鹿市 8,122億円 大紀町 9.1% 桑名市 321万3千円
4. 松阪市 5,542億円 尾鷲市 9.0% 津市 315万6千円
5. 伊賀市 5,270億円 玉城町 7.8% いなべ市 313万7千円
※市町内総生産は四日市市が県内トップとなり、次いで津市、鈴鹿市、松阪市、伊賀市の順となりました。
※対前年度増加率は県内13市町でプラスとなり、紀宝町では建設業及び製造業などが増加したことから、
19.5%増と最も高い増加率になりました。
※一人当たり市町民所得では、川越町が6年連続の1位となりました。
(2)「地域別市町内総生産」、「対前年度増加率」及び「構成比」
地域別市町内総生産 対前年度増加率 構成比
北勢 4兆2,971億円 ▲9.7% 53.1%
伊賀 7,783億円 ▲3.2% 9.6%
中南勢 1兆9,997億円 ▲2.5% 24.7%
伊勢志摩 7,877億円 +1.2% 9.7%
東紀州 2,236億円 +8.2% 2.8%
※地域別市町内総生産では、伊勢志摩地域及び東紀州地域で前年度から増加しました。東紀州地域では、
建設業などが増加したことから、8.2%増と最も高い増加率になりました。
(3)各地域の「一人当たり市町民所得」
地域別一人当たり市町民所得 県民所得を100とした場合の水準
北勢 318万9千円 106.6
伊賀 280万円 93.6
中南勢 298万8千円 99.9
伊勢志摩 261万1千円 87.3
東紀州 237万4千円 79.3
三重県 299万2千円 100.0
※地域別一人当たり市町民所得では、北勢地域(318万9千円)が一人当たり県民所得の額(299万2千円)
を上回りました。
注1)各計数は推計値を按分したものであり、積み上げ計算によるものではありません。
注2)単位未満を四捨五入しているため、総数と内訳が一致しない場合があります。
注3)令和元年度市町民経済計算の推計は、三重県民経済計算と同様に「08SNA」(国民経済計算の国際基
準)に基づき推計しています。平成23年度から平成30年度までの数値についても最新のデータ等に
より改訂していますので、今回公表のものをご利用ください。