この市町民経済計算は、平成30年度三重県民経済計算(令和3年1月22日公表)を基に、各種の統計
数値を用い、按分方式により地域や市町における総生産及び市町民所得の推計をしたものです。
【推計結果の概要】
(1)「市町内総生産」、「総生産の対前年度増加率」
及び「一人当たり市町民所得」の上位5市町
順位 市町内総生産 対前年度増加率 一人当たり市町民所得
1.四日市市 2兆2,012億円 東員町 8.1% いなべ市 416万2千円
2.津市 1兆2,665億円 多気町 8.0% 四日市市 373万7千円
3.鈴鹿市 7,673億円 いなべ市 6.8% 川越町 364万5千円
4.松阪市 5,517億円 木曽岬町 6.8% 朝日町 353万5千円
5.伊賀市 5,147億円 菰野町 4.9% 伊賀市 329万3千円
※市町内総生産は四日市市が県内トップとなり、次いで津市、鈴鹿市、松阪市、伊賀市の順となりました。
※対前年度増加率は県内16市町でプラスとなり、東員町では製造業及び卸売・小売業などが増加したこと
から、8.1%増と最も高い増加率になりました。
※一人当たり市町民所得では、いなべ市が8年連続の1位となりました。
(2)「地域別市町内総生産」、「対前年度増加率」及び「構成比」
地域別市町内総生産 対前年度増加率 構成比
北勢 4兆6,741億円 2.1% 55.6%
伊賀 7,789億円 1.1% 9.3%
中南勢 1兆9,939億円 2.2% 23.7%
伊勢志摩 7,651億円 ▲1.9% 9.1%
東紀州 1,993億円 ▲1.8% 2.4%
※地域別市町内総生産では、北勢、伊賀、中南勢地域で前年度から増加しました。中南勢地域では、製造業
などが増加したことから、2.2%増と最も高い増加率になりました。
(3)各地域の「一人当たり市町民所得」
地域別一人当たり市町民所得 県民所得を100とした場合の水準
北勢 344万円 110.2
伊賀 303万4千円 97.2
中南勢 298万4千円 95.6
伊勢志摩 258万円 82.7
東紀州 226万3千円 72.5
三重県 312万1千円 100.0
※地域別一人当たり市町民所得では、北勢地域(344万円)が一人当たり県民所得の額(312万1千円)を
上回りました。
注1)各計数は推計値を按分したものであり、積み上げ計算によるものではありません。
注2)単位未満を四捨五入しているため、総数と内訳が一致しない場合があります。
注3)平成30年度市町民経済計算の推計は、三重県民経済計算と同様に「08SNA」に基づき推計していま
す。平成18年度から平成29年度までの数値についても最新のデータ等により改訂していますので、今回
公表のものをご利用ください。