この市町民経済計算は、平成29年度三重県民経済計算(令和2年1月23日公表済)を基に、各種の統計数値を用い、按分方式により地域や市町における総生産及び市町民所得の推計をしたものです。
【推計結果の概要】
(1)「市町内総生産」、「総生産の対前年度増加率」
及び「一人当たり市町民所得」の上位5市町
順位 市町内総生産 対前年度増加率 一人当たり市町民所得
1.四日市市 2兆1,711億円 四日市市 14.4% いなべ市 415万円
2.津市 1兆2,123億円 朝日町 14.3% 四日市市 374万2千円
3.鈴鹿市 6,981億円 明和町 6.4% 川越町 370万8千円
4.松阪市 5,426億円 いなべ市 5.3% 朝日町 353万9千円
5.桑名市 5,168億円 川越町 4.9% 亀山市 333万6千円
※市町内総生産は四日市市が県内トップとなり、次いで津市、鈴鹿市、松阪市、桑名市の順となりました。
※対前年度増加率は県内17市町でプラスとなり、特に四日市市では製造業が大きく増加したことなどか
ら、最も高い増加率となりました。
※一人当たり市町民所得では、いなべ市が7年連続の1位となりました。
(2)「地域別市町内総生産」、「対前年度増加率」及び「構成比」
地域別市町内総生産 対前年度増加率 構成比
北勢 4兆5,607億円 2.4% 55.4%
伊賀 7,627億円 1.9% 9.3%
中南勢 1兆9,187億円 0.8% 23.3%
伊勢志摩 7,845億円 ▲0.4% 9.5%
東紀州 2,006億円 ▲1.9% 2.4%
※地域別市町内総生産では、北勢、伊賀、中南勢地域で前年度から増加しました。
※特に増加率が高かったのは北勢地域で、運輸・郵便業、その他のサービス、製造業などが増加しました。
(3)各地域の「一人当たり市町民所得」
地域別一人当たり市町民所得 県民所得を100とした場合の水準
北勢 342万8千円 110.2
伊賀 302万7千円 97.3
中南勢 297万2千円 95.5
伊勢志摩 259万円 83.3
東紀州 226万9千円 72.9
三重県 311万1千円 100.0
※地域別一人当たり市町民所得では、北勢地域(342万8千円)が一人当たり県民所得の額
(311万1千円)を上回りました。
注1)各計数は推計値を按分したものであり、積み上げ計算によるものではありません。
注2)単位未満を四捨五入しているため、総数と内訳が一致しない場合があります。
注3)平成29年度市町民経済計算の推計は、三重県民経済計算と同様に「08SNA」に基づき推計していま
す。平成18年度から平成28年度までの数値についても最新のデータ等により改訂していますので、
今回公表のものをご利用ください。