この市町民経済計算は、平成28年度三重県民経済計算を基に、各種の統計数値を用い、按分方式により地域や市町における総生産及び市町民所得の推計をしたものです。
【推計結果の概要】
(1)「市町内総生産」、「総生産の対前年度増加率」及び「一人当たり市町民所得」の上位5市町
順位 市町内総生産 対前年度増加率 一人当たり市町民所得
1 四日市市 1兆8,671億円 多気町 74.6% いなべ市 424万5千円
2 津市 1兆2,408億円 亀山市 32.9% 川越町 372万3千円
3 鈴鹿市 9,690億円 朝日町 18.8% 四日市市 362万7千円
4 松阪市 5,289億円 鈴鹿市 11.5% 亀山市 349万6千円
5 桑名市 5,109億円 菰野町 9.6% 朝日町 347万2千円
※市町内総生産は四日市市が県内トップとなり、次いで津市、鈴鹿市、松阪市、桑名市の順となりまし
た。
※対前年度増加率は県内19市町でプラスとなり、特に多気町では製造業が大きく増加したことなどか
ら、最も高い増加率となりました。
※一人当たり市町民所得では、いなべ市が6年連続の1位となりました。
(2)「地域別市町内総生産」、「対前年度増加率」及び「構成比」
地域別市町内総生産 対前年度増加率 構成比
北勢 4兆5,194億円 4.3% 55.0%
伊賀 7,536億円 3.4% 9.2%
中南勢 1兆9,417億円 3.4% 23.6%
伊勢志摩 7,982億円 ▲1.2% 9.7%
東紀州 2,080億円 1.5% 2.5%
※地域別市町内総生産では、北勢、伊賀、中南勢、東紀州地域で前年度から増加しました。
※特に増加率が高かったのは北勢地域で、建設業、宿泊・飲食サービス業、製造業などが増加しました。
(3)各地域の「一人当たり市町民所得」
地域別一人当たり市町民所得 県民所得を100とした場合の水準
北勢 348万円 110.3
伊賀 307万5千円 97.5
中南勢 301万1千円 95.4
伊勢志摩 262万4千円 83.2
東紀州 230万4千円 73.0
三重県 315万5千円 100.0
※地域別一人当たり市町民所得では、北勢地域(348万円)が一人当たり県民所得の額(315万5千
円)を上回りました。
注1)各計数は推計値を按分したものであり、積み上げ計算によるものではありません。
注2)単位未満を四捨五入しているため、総数と内訳が一致しない場合があります。
注3)平成28年度市町民経済計算の推計は、三重県民経済計算と同様に「08SNA」に基づき推計してい
ます。平成18年度から平成27年度までの数値についても最新のデータ等により改訂していますの
で、今回公表のものをご利用ください。