平成30年2月28日に公表しました「平成27年度三重県民経済計算(確報)」及び平成30年3月27日に知事定例記者会見で発表しました「平成28年度三重県民経済計算速報(早期推計)」の計数のうち、県内総生産及びその内訳の一部に誤りがありました。
お詫びして訂正いたします。
1 訂正概要
「平成27年度三重県民経済計算(確報)」については平成18年度から平成27年度にかけて、「平成28年度三重県民経済計算速報(早期推計)」については平成26年度から平成28年度にかけて、県内総生産及びその内訳の「公務」部門の推計に誤りがありました。
2 主要な訂正内容
「平成27年度三重県民経済計算(確報)」のうち、平成27年度県内総生産の計数
名目 誤 8兆4,512億円 → 正 8兆2,865億円
実質 誤 8兆1,262億円 → 正 7兆9,635億円
平成27年度1人当たり県民所得(確報)
誤 364万円 → 正 355万6千円
「平成28年度三重県民経済計算速報(早期推計)」のうち、平成28年度県内総生産の計数
名目 誤 8兆5,952億円 → 正 8兆4,327億円
実質 誤 8兆2,548億円 → 正 8兆942億円
平成28年度1人当たり県民所得(速報)
誤 361万1千円 → 正 352万7千円
また、「平成27年度三重県民経済計算(確報)」及び「平成28年度三重県民経済計算速報(早期推計)」には、平成18年度以降の数値も含まれており、これらの数値についても遡及して推計し直したため、あわせて訂正を行います。
なお、知事定例記者会見で説明した内容のうち、
・平成28年度県内総生産が名目で平成18年度以降で2番目であること
・平成28年度県内総生産が実質で平成18年度以降で最も高い結果であること
・平成28年度の県民雇用者報酬が7年連続で増加したこと
・1人当たり県民所得が平成18年度以降では3番目であること
等の表現に影響はありません。
詳細な修正内容については、下部に添付したPDF資料をご確認ください。
3 原因について
「平成27年度三重県民経済計算(確報)」から、推計方法が従来のものから大きく変更されました。今回の誤りは、変更に伴い推計項目の「公務」部門の産出額の計算において、新たに「教育」等の他部門へ一部割り振ることとなった分を、元の「公務」から控除せず、二重計上したことが原因です。
また、「平成28年度三重県民経済計算速報(早期推計)」は平成27年度の確報のデータに基づき計算するため、こちらの数値も訂正が必要となったものです。
4 再発防止について
今回のような基準改定に伴い発生した算定誤り等の注意すべき事案を、関係機関等から収集・分析し、チェックリストを作成する等、次回基準改定時並びに改定後の通常時にも間違いなく正確に算出できるようにします。また、他の統計調査についても、正確な実施、結果の公表に期してまいります。