この市町民経済計算は、平成27年度三重県民経済計算を基に、各種の統計数値を用い、按分方式により
地域や市町における総生産及び市町民所得の推計をしたものです。
【推計結果の概要】
(1)「市町内総生産」、「総生産の対前年度増加率」及び「一人当たり市町民所得」の上位5市町
順位 市町内総生産 対前年度増加率 一人当たり市町民所得
1位 四日市市 2兆45億円 亀山市 29.9% いなべ市 592万6千円
2位 津市 1兆2,646億円 菰野町 19.4% 玉城町 439万4千円
3位 鈴鹿市 9,238億円 いなべ市 15.1% 四日市市 438万4千円
4位 松阪市 5,749億円 東員町 10.3% 伊賀市 398万8千円
5位 桑名市 5,663億円 伊勢市 9.0% 朝日町 383万8千円
※市町内総生産は四日市市が県内トップとなり、次いで津市、鈴鹿市、松阪市、桑名市の順となりまし
た。
※対前年度増加率は県内19市町でプラスとなり、特に亀山市では製造業が大きく増加したことなどか
ら、最も高い増加率となりました。
※一人当たり市町民所得では、いなべ市が5年連続の1位となりました。
(2)「地域別市町内総生産」及び「対前年度増加率」
地域別市町内総生産 対前年度増加率
北勢 4兆5,326億円 6.1%
伊賀 7,576億円 1.7%
中南勢 1兆9,596億円 1.9%
伊勢志摩 8,252億円 6.6%
東紀州 2,115億円 ▲3.4%
※地域別市町内総生産では、北勢、伊賀、中南勢、伊勢志摩地域で前年度から増加しました。
※特に増加率が高かったのは伊勢志摩地域と北勢地域で、伊勢志摩地域では製造業、建設業、卸売・小売
業などが増加、北勢地域では製造業、卸売・小売業、電気・ガス・水道業などが増加しました。
(3)「地域別一人当たり市町民所得」
地域別一人当たり市町民所得 県民所得を100とした場合の水準
北勢 407万円 114.5
伊賀 356万6千円 100.3
中南勢 318万7千円 89.6
伊勢志摩 285万6千円 80.3
東紀州 239万9千円 67.5
三重県 355万6千円 100.0
※地域別一人当たり市町民所得では、北勢地域と伊賀地域が一人当たり県民所得の額を上回りました。
注1)各計数は推計値を按分したものであり、積み上げ計算によるものではありません。
注2)単位未満を四捨五入しているため、総数と内訳が一致しない場合があります。
注3)平成27年度市町民経済計算の推計は、三重県民経済計算と同様に「08SNA」に基づき推計していま
す。平成18年度から平成26年度までの数値についても最新のデータ等により改訂していますので、
今回公表のものをご利用ください。