調査の概要
(1)発育状態調査
身長、体重の平均値は、前年度に比べ、身長は+1.1cm~-0.7cm、体重は+0.8kg~-1.9kgの変動がありました。
三重県平均値と全国平均値との差は、身長では+0.3cm~-0.6cm、体重では+0.8kg~-1.4kgとなっています。
父母世代(昭和61年度調査)及び祖父母世代(昭和36年度調査)と比べると、祖父母世代から父母世代が大きく増加しています。父母世代と現在の世代でも全体的に増加していますが、祖父母世代と父母世代との間に比べると増加の割合は小さくなっています。
(2)健康状態調査
裸眼視力1.0未満の者の割合(5歳から11歳)が最も高いのは11歳で35.4%、最も低いのは6歳で18.3%となっています。
むし歯(う歯)の者の割合(処置完了者を含む。)は、5歳から9歳にかけ増加し、10歳から12歳にかけ減少し、13歳以降は増加しています。全国と比較すると、5歳を除くすべての年齢で三重県が全国よりも高くなっています。
アトピー性皮膚炎の者の割合は、全国と比較すると、5歳、9歳を除くすべての年齢で三重県が全国より低くなっています。
ぜん息の者の割合は、全国と比較すると、6歳、14歳を除くすべての年齢で三重県が全国より低くなっています。
(3)肥満傾向児・痩身傾向児の出現率
肥満傾向児の出現率は、男子は16歳で最も高く12.60%となっており、女子は12歳で最も高く7.62%となっています。また、男子の5歳は0.90%、女子の13歳は4.58%で全都道府県中最も低くなっています。
痩身傾向児の出現率は、男子は10歳で最も高く4.64%で全都道府県中二番目に高くなっており、女子は12歳で最も高く4.93%となっています。また、女子の13歳は4.71%で全都道府県中二番目に高くなっています。