このたび、三重県では、家庭教育の充実を図るための「みえ家庭教育応援プラン」を新たに策定しました。
併せて、子育てや家庭教育に関する参加体験型学習で活用できる啓発コンテンツとして、「みえの親スマイルワーク」を作成しました。
1 プラン策定の趣旨
近年、少子化の進行や共働き家庭の増加等、家庭を取り巻く環境が変化する中、「教育の原点」である
家庭教育の充実の必要性が高まっています。
そのため、三重県では、平成28年度から家庭教育の充実に向けた応援方策の検討を進め、このたび、
有識者による協議やパブリックコメントの結果をふまえて、「みえ家庭教育応援プラン」を策定しまし
た。
2 プランの期間
おおむね10年先を見据えた、今後5年程度の期間とします。
3 プランの基本理念
本プランの核となる「基本理念」を、次のとおり掲げています。
子どもたちの豊かな未来の実現に向け
「子育ての喜び」を共に育む家庭教育応援の取組を
家庭の自主性を尊重するという基本姿勢のもと
社会全体の「つながり」の中で進める
4 プランの構成
第1章 プラン策定の基本的事項
家庭教育のとらえ方、プランの期間等、基本的事項を整理しています。
第2章 現状と課題
家庭や子どもの状況等、家庭教育をめぐる現状と課題を整理しています。
第3章 基本的な方向性
「基本理念」「基本方針」「取組の視点」を整理しています。
第4章 取組方策
基本方針を具体的に展開するため、10の「取組方策」と3つの「家庭教育応援プロジェクト」を整
理しています。
第5章 プランの推進にあたって
多様な主体への期待、県と市町の役割分担、庁内の役割分担および連携、プランの進行管理を整理し
ています。
5 今後の取組
「みえ家庭教育応援プラン」に基づき、家庭教育の応援にかかる気運醸成を図るとともに、地域で支え
を必要としている家庭を対象とした見守りや居場所づくりなど、関係機関等と連携したさまざまな「地域
のネットワークづくり」に取り組む市町を支援するなど、具体的な取組を進めていきます。
6 「みえの親スマイルワーク」の作成
プランの策定と併せて、ワークショップ等の参加体験型の学習の機会で使用できる啓発コンテンツとし
て、「みえの親スマイルワーク」を新たに作成しました。
このスマイルワークは、出産前の妊婦から小学生の子どもを持つ保護者までを対象とするもので、エピ
ソードやテーマについて話し合いやワークをしながら、子育てや家庭教育に関する知識の習得や気づきを
得られる内容となっています。また、参加体験型の学習機会以外でも活用ができるよう、解説やデータ、
コラムなどを盛り込んだシートを充実させている点が特徴です。
今後、市町、幼稚園・保育所、学校、PTA、子育て支援団体、企業等にも広く周知し、スマイルワー
クの活用を図っていきます。
なお、スマイルワークの各ワークシートについては、県ホームページで公開しますので、どなたでも自
由にダウンロードしてお使いいただくことが可能です。
※参考:ホームページURL:http://www.pref.mie.lg.jp/SHOSHIKA/HP/m0074300031.htm