県では、人口の社会減対策の一環として、若者の県内定着を促進するため、県内高等教育機関による、学生の確保や県内企業等への就職率向上に向けた取組を支援する「高等教育機関魅力向上支援補助金」を昨年度創設しました。
このたび、国の地方創生加速化交付金(3次募集)の交付決定を受けたことから、新たに1事業を追加採択しましたので、概要をお知らせします。
記
【事業名】「高短(たかたん)だからこそ出来る地域志向型魅力向上プロジェクト」
【高等教育機関名】高田短期大学
【目的】介護福祉コースへの入学者数を確保するとともに、担い手が不足している県内の介護施設や病院等
(以下、「施設等」)への就職支援を行う。
【概要】・施設等と外国人技能実習生の双方の実情に詳しい「協同組合亜細亜の橋※」と連携協定を締結
し、協力を得て、留学生の授業料負担を軽減する独自の仕組みづくりを行い、留学生のさらなる
受け入れを行う。
・入学前における日本語教育や、日本人学生による生活面の支援体制の構築など、留学生への新た
な支援を行う。
・介護福祉士の質向上のため、施設等との勉強会を実施する。
※「協同組合亜細亜の橋」とは、営利を目的とせず、技能実習生の技能等を習得する活動の支援を
行う「出入国管理及び難民認定法」に基づく監理団体です。
【目標】・介護福祉コースの入学者数を23名(H28年度)から40名(H31年度)まで増加させる。
・介護福祉コースの県内就職者数を17名(H28年度)から40名(H31年度)まで増加させる。
【H28補助事業費】4,990千円
(参考)高等教育機関魅力向上支援補助金について
県内高等教育機関による学生の確保や、学生の県内企業等への就職、又は地域貢献に向けた事業を支援することで、高等教育機関の魅力を向上させ、若者の県内定着率が向上することを目的としています。この補助金の財源は、地方創生加速化交付金を活用しています。
補助金の内容は次のとおりです。
(1)補助率10/10以内
(2)補助限度額10,000千円(初年度・年間)において予算の範囲内で決定
(3)補助事業の計画期間は3年間とし、補助金による支援は平成28年度限りとする。
(4)補助期間終了後も自立的に事業を継続すること。