5月9日(日)に実施した警察官A採用候補者試験の、試験区分「語学(ポルトガル語)」(受験者3名)の専門試験問題のうち、リスニングテストの4題の設問に不備がありました。
なお、専門試験問題は筆記試験25題とリスニングテスト25題の全50題で構成されています。
1 不備の概要
不備のあった試験内容は、放送されるアナウンスを聞いて、問題用紙に記載されている5題の設問に、択一式で回答するものでした。
しかしながら、5題の設問がすべて同じになっており、最初の1題については回答が可能でしたが、残りの4題は、1題目と設問が同じになっていたため、選択肢から回答を選ぶことができない状態となっていました。
2 経緯
試験終了後、受験者から、5題の設問が同じであったとの指摘がありました。
試験実施を担当する警察本部において、ポルトガル語ができる職員を含めて確認を行ったところ、試験問題に不備があることが判明しました。
対応について検討した結果、不備のある4題をすべて正解にすることとし、受験者3名に対し、このことを伝えるとともに、不備があったことをお詫びし、了解いただきました。
3 原因
試験問題は外部の業者に委託し、作成したものです。今回は、令和元年度に作成し、応募者がなかったため使用しなかったものを使用しました。
通常は最初に試験問題案の送付を受け、警察本部において、確認・校正を行います。納品時には、修正依頼した内容が反映されているか、落丁がないかを確認します。
今回の試験に際しては、再度、納品時の確認を行いましたが、設問の不備を発見するには至りませんでした。
4 再発防止策
試験問題の内容について、チェック方法の見直しを図るとともに、確認を徹底します。