三重県廃棄物処理計画について、平成27年度で現行計画の期間が満了するため、今般、循環型社会の構築に向け、平成28年度以降の廃棄物の3Rと適正処理を推進するための計画を新たに策定しました。
1 策定の趣旨
廃棄物処理計画は、廃棄物処理法第5条の5の規定により、国の基本方針や社会情勢をふまえ、県内の廃棄物の現状や課題に対応した廃棄物の減量や処理に関して策定するものです。
2 計画期間
平成28年度から平成32年度の5年間とします。
3 基本理念
廃棄物の3Rと適正処理を進め、環境の保全と安全・安心を確保しつつ、循環の質にも着目し、廃棄物を貴重な資源やエネルギーとして活用するとともに、協創による最適な規模での地域循環の形成に取り組むことにより、低炭素社会や自然共生社会につながる循環型社会の構築をめざします。
4 取組方向
本計画では、以下の3つの取組方向を設定し施策を推進していきます。
・ごみゼロ社会の実現
・産業廃棄物の3Rの推進
・廃棄物処理の安全・安心の確保
また、計画期間内に特に注力すべき以下の5つの個別課題について重点的に取り組みます。
・使用済小型電子機器等の回収
・未利用エネルギーの有効活用
・優良認定処理業者の育成
・PCB廃棄物の早期処理の推進
・産業廃棄物の不法投棄の早期発見・早期対応
5 今後の予定
今後、さまざまな主体との連携のもと、目標達成に向け進捗を点検・評価し、廃棄物の3Rや適正処理に関し施策を総合的に推進していきます。
(参考)
3R(スリーアール)とは、リデュース(Reduce:廃棄物の発生抑制)、リユース(Reuse:再使用)、リサイクル(Recycle:再生利用)の3つのR(アール)の総称です。