消防庁が実施している、「防災まちづくり大賞」(※)において、三重県から、田曽浦区自主防災隊(南伊勢町)が「日本防火・防災協会長賞」を受賞することが決まりました。
1 受賞者 田曽浦区自主防災隊
<主な功績>
南伊勢町田曽浦は、海岸に面した漁村集落であり、南海トラフ地震による甚大な津波被害が予想されていますが「田曽浦からはひとりも犠牲者を出さない」を合言葉に、田曽浦区自主防災隊を中心に平成17年度から活動を実施しています。
取組の内容は、田曽浦地区を徹底調査し、田曽浦区防災ハンドブックを自主作成して全戸453世帯に配布するとともに、タウンウォッチングや防災訓練を防災関係者と行政と共に定期的に実施しており、東日本大震災以降は更に、一時避難場所の見直しを行い、住民と共に整備や維持管理を行っています。
また、田曽浦は高齢化率が高く、避難道は坂道・山道が多いため、少しでも早く避難できるよう、行政の協力のもと、避難場所11箇所に防災倉庫を整備し、その倉庫内に地域住民の非常持ち出し袋を保管しています。
なお、田曽浦区自主防災隊は、本年度の「みえの防災大賞」を受賞しています。
2 表彰式
日時:平成28年3月4日(金)16時30分~17時20分
場所:都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)
3 その他
本日、2月19日(金)、消防庁が標記のことについてプレス発表を行いますので、同発表内容について資料提供するものです。
(※)地方公共団体や自主防災組織等における防災に関する優れた工夫・アイデア等、効果的な取組を表彰し、紹介することによって地域における災害に強い安全なまちづくりの推進に資することを目的として消防庁が実施しています。