松阪市山室町の土石流によって被害の生じるおそれのある渓流(二級水系金剛川水系山室-2)にて、県が事業を進めていた砂防えん堤の整備と渓流を保全するための工事が、平成28年2月8日に完成しました。
【事業の概要】
この事業は、土石流から病院や老人福祉施設及び主要地方道松阪第二環状線を保全するために実施しました。
・砂防堰堤工 コンクリートダム1基 高さ13m 幅66m
・渓流保全工 ブロック積護岸 延長194m 高さ1~4m
・事業年度 平成22年度から平成27年度
【事業の効果】
事業が完了したことにより、土石流危険渓流の流域から発生が見込まれる約9,600m3(ダンプトラック1,800台分)の土砂流出が抑制され、災害時に自力で避難が困難な方々をはじめ地域の皆さんの安全安心が確保されます。