三重県では、農山漁村と企業が結びつくことで、双方がメリットを受けるようなより良い共生関係の創出をめざして平成24年度から「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」に取り組んでいるところです。
このたび、県の仲介により椿の農業と地域を考える会(鈴鹿市椿地区)と中日本高速道路株式会社と鈴鹿市との三者で農山村活性化の取組に関する協定を平成27年8月18日に締結しました。
このたび、今年度第2回目となる協働活動を以下のとおり実施することなりましたのでお知らせします。
1 日時 平成28年2月28日(日)9時00分~13時30分(小雨決行)
2 場所 矢田しいたけ園駐車場(鈴鹿市大久保町376)
3 参加者 椿の農業と地域を考える会メンバー
中日本高速道路株式会社
鈴鹿市 他 25名程度
4 活動内容 前回の活動で整備した畑にヤブツバキの苗を植付ます。(約100本)
その他に防草シート・獣害対策柵の設置を予定。
5 これまでの活動
平成27年 8月18日 協定書調印式
平成27年11月15日 荒廃茶園の整備(抜根茶株・根、除草、整地など)
※協定内容は、鈴鹿市域における農山村の環境や景観の保全、農業での新たな労働力と交流機会の創造、ヤブツバキなどの特産品開発による地域活性化を目的としています。
※椿の農業と地域を考える会は、平成19年に鈴鹿西部の茶・花木・畜産などの専業農家で設立しました。農業経営の収支悪化で遊休農地が増加するなか、平成30年に新名神高速道路のパーキングが整備されることを見据えて平成23年から特産品開発や交流型農業など新しいビジネスモデルを企画・実践しています。現在の会員数は専業農家を中心とする20名です。
また、農林水産部で進める「三重県食を担う農業及び農村の活性化に関する条例」に基づいた地域活性化プランを策定している団体です。
※「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」とは、過疎高齢化や農林漁業の低迷などの課題がある一方で、豊かな地域資源を持つ農山漁村と、社会貢献や社員の福利厚生、新規ビジネス展開を検討する企業とが、お互いに結びつくことで双方がメリットを受けるようなより良い関係の創出をめざして、三重県が平成24年度から取り組んでいる事業です。