調査の概要
(1)発育状態調査
身長、体重、座高の平均値は、前年度に比べ、身長は+1.1cm~-1.1cm、体重は+1.8kg~-1.4kg、座高は+0.7cm~-0.7cmの変動がありました。
三重県平均値と全国平均値との差は、身長では+0.8cm~-1.1cm、体重では+1.1kg~-0.8kg、座高では+0.5cm~-0.4cmとなっています。
父母世代(昭和60年度調査)と比べると、身長、体重及び座高ともにほとんどの年齢で父母世代を上回っています。祖父母世代(昭和35年度調査)を含め比較すると、祖父母世代から父母世代への増加量に比べて、父母世代から現在の世代への増加量は、男子の17歳及び女子の15歳~17歳の座高を除いたすべての項目で小さくなっています。
(2)健康状態調査
裸眼視力1.0未満の者の割合(6歳から17歳)が最も高いのは14歳で48.5%、最も低いのは6歳で19.9%となっています。全国と比較すると、1.0未満の者の割合は6歳、9歳~10歳の各年齢で三重県が全国よりも高くなっています。
むし歯(う歯)の者の割合(処置完了者を含む。)は、5歳から9歳までは年齢とともに上昇し、10歳から12歳までは低下しています。13歳以降は15歳を除き上昇しています。全国と比較すると、6歳を除くすべての年齢で三重県が全国よりも高くなっています。
アトピー性皮膚炎の者の割合が最も高いのは7歳で2.9%、最も低いのは15歳と17歳で1.0%となっています。全国と比較すると、5歳を除くすべての年齢で三重県が全国よりも低くなっています。
ぜん息の者の割合が最も高いのは6歳で3.9%、最も低いのは17歳で0.9%となっています。全国と比較すると、すべての年齢で三重県が全国よりも低くなっています。
(3)肥満傾向児・痩身傾向児の出現率
肥満傾向児の出現率は、男子は15歳で最も高く13.67%となっており、女子でも15歳で最も高く10.61%となっています。また、女子の17歳は5.29%で全都道府県中最も低くなっています。
痩身傾向児の出現率は、男子は11歳で最も高く4.87%で全都道府県中二番目に高くなっており、女子では12歳で最も高く5.34%となっています。また、女子の7歳は1.35%で全都道府県中最も高くなっています。