ダイオキシン類対策特別措置法の規定に基づき、大気や水質等におけるダイオキシン類の
環境調査を毎年実施しています。
平成26年度に実施した調査結果について、県の測定分と共に、国(国土交通省地方整備局)
や市町が行った県内調査分を取りまとめて公表します。
1 結果の概要(表1:総括表)
(1)大気(表2参照)
29地点(県測定分7地点、市町測定分22地点)で測定を行い、全ての地点で環境基
準を達成しました。
(2)水質(表3・表5・表7参照)
河川のべ66地点(県測定分29地点、国測定分6地点、市町測定分31地点)、海域7
地点(県測定分7地点)及び地下水10地点(県測定分5地点、市町測定分5地点)で測
定を行い、河川では62地点、海域と地下水では全ての地点で環境基準を達成しまし
た。環境基準を超過して地点は次のとおりです。
なお、環境基準を超過した3河川3地点(のべ4地点)については、上水道用水の取
水源はありません。また、健康への影響が生じる濃度レベルではありません。
(環境基準超過地点)(環境基準値1pg-TEQ/L)
岩田川観音橋(津市) :1.4 pg-TEQ/L(県測定)
金剛川昭和橋(松阪市) :1.6 pg-TEQ/L(県測定)
笹笛川八木戸橋(明和町) :1.4 pg-TEQ/L(県測定)
1.5 pg-TEQ/L(明和町測定)
(3)底質(表4・表6参照)
河川31地点(県測定分17地点、国測定分12地点、市町測定分2地点)、海域7地点
(県測定分7地点)で測定を行い、全ての地点で環境基準を達成しました。
(4)土壌(表8参照)
15地点(県測定分5地点、市町測定分10地点)で測定を行い、全ての地点で環境
基準を達成しました。
2 今後の取組
今後も、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、県内の大気や水質等における環境調査
を実施し、環境基準値を上回るおそれのある河川においては調査頻度を上げるなど状況把握
を行います。
また、同法の規制対象施設への適切な維持管理の指導を行うなど、県内の環境保全を図っ
ていきます。