県は、水産分野と福祉分野の連携(水福連携)の推進により、障がい者の漁業への就労機会の拡大を促進しています。
この度、的矢湾のカキ養殖漁場において、障がい者就労の検証を目的とした就労を開始しました。
1 実証試験の概要
(1)県は、志摩市社会福祉協議会(磯部町追間)と連携し、有限会社佐藤養殖場(磯部町的矢)の協力を得て、平成27年9月28日(月)から的矢湾のカキ養殖漁場において実証試験を開始しました。
(2)同協議会に所属する障がい者6名が、佐藤養殖場の施設内において、10時から15時まで、陸上でカキの付着物洗浄等の作業を行っています。
(3)今後は、陸上の作業だけではなく、障がい者の習熟度をみながら、海上での養殖カゴの垂下作業などを行う予定です。これらの作業を通して、カキ養殖における障がい者の漁業参入の可能性を検証する予定です。
(4)実証試験は平成28年3月25日(金)まで実施します。
2 取材について
取材を希望される場合は、あらかじめ志摩市社会福祉協議会に連絡のうえ、取材の日程や内容について打合せをお願いします。
3 取材申込み先・問い合わせ先
志摩市社会福祉協議会 障がい福祉部 大屋(だいおく)、天満(てんま)
電話 0599-44-3500
FAX 0599-44-3600
E-MAIL mamoru@shima-fukushikyo.or.jp
4 その他
水福連携の取組とは、平成25年度に立ち上げた若手水産技師によるワーキンググループが端緒となり始まりました。
ワーキンググループでは、他県の事例調査や地元社協との意見交換を重ね、漁協と福祉事業所との連携による鮮魚販売や、漁業者から福祉事業所への養殖カゴの修繕委託などの取組が実現しています。