8月12日から実施している志摩・英虞湾海域( 志摩市 )産ヒオウギガイの出荷自主規制について、貝毒検査の結果、3週連続で規制値以下となり、安全が確認されましたので、出荷自主規制を解除します。
1 内容
(1)平成27年8月6日に採取した志摩・英虞湾海域産の養殖ヒオウギガイを、8月12日に検査した結果、国の定める規制値4MU/g(可食部1gあたりのマウスユニット)を超える9.9MU/gの麻痺性貝毒が検出されたことから、同日、この海域でヒオウギガイを養殖している生産者に対し、漁業協同組合を通じて出荷自主規制を依頼しました。
(2)その後、週1回の貝毒検査を実施し、9月9日、9月16日に続いて、9月25日の検査結果が規制値(4MU/g)を3週連続で下回りました。
9月 9日 2.6(MU/g)
9月16日 1.8(MU/g)
9月25日 2.2(MU/g)
(3)出荷自主規制の解除基準は、検査結果が3週連続で規制値以下となることであり、今回の検査結果により基準を満たし、志摩・英虞湾海域産ヒオウギガイの安全が確認されたことから、同海域でヒオウギガイを養殖している生産者に対し、出荷自主規制の解除を漁業協同組合を通じて連絡するとともに、国や市等の関係機関に情報提供を行いました。
2 今後の対応
貝毒対策実施マニュアル等に基づき、貝毒定期検査、及び貝毒発生の原因となるプランクトンの調査を実施し、県内産水産物の安全確保に努めます。
3 参考
MU(マウスユニット)
麻痺性貝毒の場合、1MUは体重20グラムのマウスが15分で死亡する毒量です。