国土交通省は、京都府内の国道24号勧進橋の落橋防止装置で品質不良(溶接不良)が確認されたことを踏まえ、同製品を使用している橋梁を調査し、本日発表しました。
国土交通省の確認作業のなかで、同製品は地方自治体管理の橋梁にも使用されていることが判明し、三重県管理の橋梁については、以下の2橋梁が該当するとの情報提供を受けています。
なお、落橋防止装置とは、想定を超えるような大きな地震動により、これらの地震にも耐えるよう設計されている支承などが万一破壊した場合でも、上部構造が落下するような致命的な状態とならないために多重防護(フェイルセーフ)として設置するものです。
仮に溶接不良となる製品が用いられていたとしても、兵庫県南部地震程度の地震が起こった場合でも落橋しない設計構造となっています。
【該当橋梁】
・七保大橋(県道南島大宮大台線)
・新島ヶ原大橋(一般国道163号)
※この2橋については、本体工事完了後に耐震対策として落橋防止装置を取り付けています。
※この2橋は、国土交通省が整理したものであり、不良な製品が使用されているか確認したものではありません。
【今後の対応】
県内の該当2橋梁の対応方針については、国土交通省と検討します。また、落橋防止装置を設置している他の橋梁についても、確認方法について国土交通省と協議します。