君ケ野ダムでは、大雨の時に急激に増水する河川の水の一部をダムに貯める防災操作(洪水調節)を行い、ダム下流域の洪水被害の軽減を図っています。
今回の台風11号では、津市に大雨警報が発表され、7月15日20時から17日8時までのダムの流域平均累計雨量が311ミリに達し、君ヶ野ダム観測所における最大時間雨量は16日7時で24ミリを観測しました。
この降雨により、17日6時10分君ケ野ダムに最大で毎秒189m3の流入が発生しましたが、毎秒28m3をダムに貯留する防災操作を行い、ダム下流への放流を毎秒161m3に低減しました。
今回の防災操作により、雲出川下流の津市一志町大仰地内にある大仰水位観測所地点では約7cmの水位低減効果があったと推定されます。(速報のため数値は変更することがあります)