平成27年3月10日に本田技研工業株式会社(東京都港区南青山二丁目1番1号 代表取締役社長執行役員 伊東孝紳)から届出のあった同社亀山物流センター跡地(亀山市長明寺町字池ノ谷701番)におけるヒ素による土壌汚染について、平成27年4月24日に、浄化対策が完了した旨の報告がありました。
1 内容
土壌汚染措置完了報告書の内容は次のとおりです。
(1) 平成27年3月16日から24日にかけて、環境基準を超えていた区画の汚染土壌517トンを
掘削除去し、清浄土で埋め戻しました。
(2) 掘削除去した汚染土壌は、汚染土壌処理業許可業者で適切に処理しました。
2 報告内容の問い合わせ先
本田技研工業株式会社 日本本部 部品部 物流ブロック 主任 松藤 猛彦
電話059(372)8320
【参考】
(ヒ素)
ヒ素は、地殻の表層部には重量比で0.0005%存在し、49番目に多い元素です。多くのヒ素化合物は、土壌に吸着しやすい性質があり、地下浸透して地下水に溶け出した場合、汚染は広範囲には及びません。
高濃度のヒ素摂取による急性の中毒症状としては、めまい、頭痛、四肢の脱力、下痢を伴う胃腸障害、腎障害が報告されています。
WHO(世界保健機関)で定めるPTWI(耐容一週間摂取量=一生涯摂取し続けても健康影響が現れない1週間あたりの指標)は、体重1kgあたり0.015mg/週となっています。