開館1周年を迎える4月19日(日曜日)を「MieMuの日」と銘打ち、日頃の感謝を込めて、オレンジグッズを着て来館いただいた方にオリジナルグッズをプレゼントするなど、さまざまなイベントを開催します。
また、今後も、毎年、「MieMuの日」前後の日曜日いずれか1日にイベントを開催することとし、日頃の感謝の意を込めて、さまざまな取り組みを行っていきます。
1 「MieMuの日」について
(1)実施日時等
日時:平成27年4月19日(日曜日)午前9時から午後7時まで
会場:三重県総合博物館(MieMu) (津市一身田上津部田3060)
(2)当日の特典
・特別にご用意したオリジナルポストカードを、先着100名の方にプレゼントします。
・なお、当日は「家庭の日」にあたるため、すべての展示を2割引でご覧いただけます。
(3)イベント
1)オレンジグッズを着て、MieMuに行こう!
・オレンジ色の衣服等(腕時計やスカーフ等も含む)を身に着けてご来館いただいた方全員に、ミエ
ゾウオリジナルグッズをプレゼントします。
2)MieMuでワークショップ
・特製缶バッジ等の参加賞がもらえるワークショップを開催します。(当日受付)
(4)MieMuSHOP協賛イベント「サンドブラストワークショップ」
MieMuの開館1周年を記念して、オリジナルの絵柄をいれたガラス製のカラーグラス(4色)を
制作します。
日 時:平成27年4月19日(日曜日)
第1回 午前10時から午後0時まで、第2回 午後1時から3時まで
場 所:三重県総合博物館(MieMu)2階 実習室
講 師:中尾 美希(なかお みき)氏(ガラス工房MIKI(津市)店主)
対 象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
定 員:各回10名(事前申込制)
締 切:平成27年4月11日(土曜日)午後7時
材 料 費:2,500円(税込)※当日、受付にてお支払いください。
申込方法:MieMuSHOP店頭、メール
希望の時間帯、参加者全員の氏名、小学生の場合は保護者名、年齢、住所、当日連絡がとれ
る電話番号を記入し応募してください。応募者多数の場合、抽選となりますので予めご了承
ください。抽選結果と当選者の集合時間などは、締切日から1週間以内にご連絡します。
申 込 先:MieMuSHOP(津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館内)
メール miemu-ms@auc-cop.co.jp
2 企画展「親鸞 高田本山専修寺の至宝」の開催(平成27年2月20日資料提供済)
1周年を迎えるこの時期の目玉となる企画展として、下記の展覧会を開催します。
名 称:「親鸞 高田本山専修寺の至宝」
会 期:平成27年3月21日(土曜日・祝日)から5月10日(日曜日)まで
内 容:環濠に囲まれた寺内町にあり、重要文化財指定の建築が13棟並び立ち、威容を誇る真宗高田
派本山専修寺(津市一身田町)。専修寺には、後の日本仏教界を大きく動かす思想を生み出し
た親鸞自筆の聖教・書物類が多く伝えられ、その唯一無二の価値から、国宝や重要文化財に指
定されています。また、ほかの高田派の寺々にも、親鸞とその弟子たちの足跡を示す品々が伝
わっています。本展覧会では、歴史・思想・美術史上極めて重要なこれらの品々を、高田本山
専修寺の全面協力のもと、高田派の所蔵資料を中心とした親鸞展としては過去最大規模で一挙
公開します。
主な展示品
国宝『西方指南抄(さいほうしなんしょう)』親鸞筆6冊 附 覚信等直門弟書写本6冊
親鸞聖人の師である法然上人の法語・消息・行状などを集めて編集した本です。親鸞聖人が84歳(1256年)から85歳(1257年)の頃に書かれたものです。法然上人の教えなどが記録されたものとして、現存する最古のものであること、6冊すべてが親鸞聖人の直筆で、その筆跡は現存するものの中で最も信頼できるものと評価されている点で大変貴重なものです。
(昭和28(1953)年11月国宝(書跡・典籍)指定)
国宝『三帖和讃(さんじょうわさん)』親鸞・真仏筆 3冊
「和讃」とは、日本語で釈尊や浄土教を伝えた高僧の徳を讃える詩歌のことです。七五調で詠まれているので、人々が唱和しながら容易に覚えることができ、詠むほどに教えの内容が理解できるようにつくられています。「三帖」とは、「浄土和讃」「浄土高僧和讃」「正像末法和讃」の3冊を示します。親鸞聖人の直筆と、高田派第二世である真仏が書き写したものとで構成されています。宝治2(1248)年頃から正嘉元(1257)年頃に書かれたものです。
(昭和28(1953)年11月国宝(書跡・典籍)指定)
『涅槃図(ねはんず)』一幅 紙本濃彩 縦551.0cm 横405.3cm
「涅槃経」という経典に基づいて、釈迦の入滅(亡くなった時)の様子を描いたのが「涅槃図」です。画面には、釈迦の死に際して突然変色したという沙羅双樹(さらそうじゅ)の樹、駆けつける釈迦の母・摩耶夫人(まやぶにん)、悶絶する釈迦の弟子たちや釈迦の最後の説教を聞きに来た多くの動物たちなどが描かれています。
本資料は、江戸後期に円山応挙(まるやま おうきょ)派の長沢芦雪(ながさわ ろせつ)門下の絵師が描いたと伝えられていますが、芦雪の養子・蘆洲(ろしゅう)(1767~1847年)という説もあります。掛軸全体では縦620cm、横450cmと大変大きく、また、金泥や濃彩で美しく描かれた迫力のあるものです。