毎年、ダイオキシン類対策特別措置法の規定に基づき、大気や水質等におけるダイオキシン
類の環境調査を実施しています。調査結果は、県の測定分の他に、国(国土交通省地方整備局)
や市町が行った県内調査分も取りまとめて公表します。
平成25年度に実施した調査結果は、次のとおりでした。
1 結果の概要(表1:総括表)
(1)大気(表2参照)
30地点(県測定分7地点、県内各市町測定分23地点)で測定を行い、全ての地点で
環境基準を達成しました。
(2)水質(表3・表5・表7参照)
河川70地点(県測定分29地点、国測定分7地点、県内各市町測定分34地点)、海域11
地点(県測定分11地点)及び地下水10地点(県測定分5地点、県内各市町測定分5地点)
で測定を行い、河川では68地点、海域と地下水では全ての地点で環境基準を達成しま
した。
なお、環境基準を超過した笹笛川は上水道用水の取水はありません。
(環境基準超過地点)(環境基準値1pg-TEQ/L)
笹笛川八木戸橋(明和町) :1.2 pg-TEQ/L
笹笛川根倉橋 (明和町) :1.8 pg-TEQ/L
(3)底質(表4・表6参照)
河川43地点(県測定分29地点、国測定分8地点、県内各市町測定分6地点)、
海域11地点(県測定分11地点)で測定を行い、全ての地点で環境基準を達成しました。
(4)土壌(表8参照)
14地点(県測定分5地点、県内各市町測定分9地点)で測定を行い、全ての地点で
環境基準を達成しました。
2 今後の取組
今後も、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、県内の大気や水質等における環境調査
を実施し、環境基準値を上回るおそれのある河川においては調査頻度を上げるなど状況把握
を行います。
また、同法の規制対象施設への適切な維持管理の指導を行うなど、県内の環境保全を図っ
ていきます。