(速報のため数値は変更することがあります)
宮川ダムでは、大雨の時にダムに流れ込む水を貯めて宮川の増水を緩和する操作(防災操作(洪水調節))を行い、洪水被害の軽減を図っています。
今回の台風11号では、三重県に大雨特別警報が発表されるなど、県内に多くの降雨をもたらしましたが、ダムの防災操作を行うことにより宮川の増水を緩和させました。
1 降雨期間 8月8日18時から10日14時
2 累計雨量 流域平均累計雨量は816ミリ(最大時間雨量:9日12時52ミリ)
3 ダム防災操作よる効果
この降雨により、9日13時00分にはダムに最大で毎秒1542m3の流入がありましたが、ダムの防災操作を行い、ダム下流には毎秒30m3を放流し、毎秒1512m3をダムに貯留することにより宮川の増水を緩和させました。
この防災操作により、宮川下流の玉城町内にある岩出水位観測所地点では約1.4mの水位低減効果があったと推定されます。