1 概要
平成25年12月12日、三重県生活環境の保全に関する条例に基づき、株式会社三商(本社:鈴鹿市野町西三丁目1番3号 代表取締役 鈴木孝)から、鈴鹿市白子町地内(南玉垣・白子土地区画整理事業地内)の同社購入予定地で鉛による土壌汚染が発見された旨の届出がありました。
2 内容
株式会社三商が、購入予定の鈴鹿市白子町字新地6872番1内の土地(所有者:西日本電信電話株式会社)について自主的に土壌調査を実施したところ、下記のとおり土壌溶出量基準及び含有量基準を超過する鉛が検出されました。地下水の水質についても調査を行っており、地下水から鉛は確認されておりません。
鉛の土壌溶出量 0.016mg/L(土壌環境基準0.01mg/Lの1.6倍)
鉛の土壌含有量 7300mg/kg(土壌環境基準150mg/kgの48.7倍)
土地所有者によると、当該土地において昭和28年3月末以降から現在まで鉛及びその化合物の使用履歴はなく原因は不明ですが、当該土地はかつて旧日本海軍の航空基地があった場所です。
なお、本日現地確認を実施し、土壌汚染のあった範囲に立入禁止措置が施されていることを確認しております。
汚染範囲は局所的であり、隣接地境界とは接していません。又、地下水汚染も確認されていないことから、周辺への影響はないと考えられます。
今後、届出者は汚染土壌を掘削除去し、清浄な土壌に入替える予定です。
県は届出者及び土地所有者に対して、土壌汚染対策が適切に実施されるよう指導していきます。
3 届出内容の問い合わせ先
株式会社ジーエルプラン(四日市市中里町34番1)
059-345-9492
090-1282-9899(担当:木下氏)
[参考]
○鉛について
古くから人類に利用されていた金属であり、現在でも鉛蓄電池やはんだ等に広く用いられています。地球上には0.0015%存在し、広く存在するため、地質等に由来するものも発見されます。そのため、人の組織等にも通常存在しますが、高濃度の鉛では貧血や筋肉の虚弱などの中毒症状があらわれます。また、無機鉛化合物では発ガン性があるとされています。