平成25年8月19日付けで、下記のとおり懲戒処分を行いました。
記
1 処分年月日 平成25年8月19日
2 被処分者、根拠法令、処分内容及び処分対象事案の概要
(1)県立桑名西高等学校 教諭(男性59歳)
・ 根拠法令 地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号
・ 処分内容 免職
・ 概 要
上記の者は、平成25年6月16日正午頃から1時間半ないし2時間かけて、自宅にて約3合の日本酒を飲酒した後、午後2時50分頃、食事をとるため、同人所有の自家用自動車を運転し、午後3時頃、菰野町内の県立菰野高等学校外周道路を直進中に、同校外周フェンスに同人の運転する車を衝突させました。その後、警察の呼気検査により、呼気1リットルにつき0.15ミリグラム以上のアルコールが検出され、平成25年7月5日付けで道路交通法違反(酒気帯び運転)により罰金35万円の刑に処せられました。
同人は、昭和61年10月31日にも、飲酒運転のうえ交通事故を起こし、昭和61年12月18日付けで減給1/10、1月の懲戒処分を受けたにもかかわらず、今回の行為に及んだものです。
(2)多気郡多気町松阪市学校組合立多気中学校 教諭(男性32歳)
・ 根拠法令 地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号
・ 処分内容 免職
・ 概 要
上記の者は、平成25年6月1日午後8時13分頃、女性の裸体を盗撮する目的で、多気郡多気町内にある民家の敷地内に侵入し、携帯電話で脱衣場の窓の隙間から内部を撮影し、同月2日、住居侵入の容疑で逮捕されました。また、平成24年8月下旬頃、多気郡多気町内の別の民家の物干場から女性用下着6点を窃取し、平成25年6月21日、窃盗の容疑で再逮捕されました。なお、同人は、これらの盗撮、窃盗の事実に加え、過去にも同様の行為を複数回行っていました。
同人は、平成25年7月12日、窃盗の罪で津地方裁判所松阪支部に起訴されました。
また、同人は、平成25年8月6日、住居侵入と軽犯罪法違反の罪で、8月9日には住居侵入と窃盗の罪で津地方裁判所松阪支部に追起訴されました。
3 今後の方針
児童生徒の健全な育成を指導する責任を負う教員のこのような行為は、学校教育に対する県民の信頼を著しく損なうものであり、かかる事案が発生しましたことを重く受け止めています。
県教育委員会としましては、市町等教育長会議や県立校長会議等あらゆる機会を捉え、服務規律の確保について徹底するとともに、教職員の一層の資質向上に努めてまいります。