10月30日(火)午前11時頃、鳥羽市答志漁港において鳥羽磯部漁協職員が、港内を遊泳している体長約40cmのソウシハギ※1匹を捕獲しました。捕獲されたソウシハギは、県水産研究所職員が確認し、現在、県水産研究所で保管しています。
1 これまでの発見事例
三重県沿岸では、熊野灘海域の定置網やまき網にソウシハギの幼体が混入する事例が、年間1、2例
確認されていますが、すべて廃棄処分されており、市場に流通することはありません。
2 誤って食べてしまった場合の症状
過去に国内での死亡例はありませんが、食べた場合の主症状は激しい筋肉痛で、呼吸困難や歩行困難
などを呈することもあり、重篤な場合は死に至る可能性があります。
3 今後の対応
県では漁連等関係機関へ県内でソウシハギが発見された情報を提供するとともに、沿海市町を通じて
漁業協同組合や住民、遊漁船業者等に対してソウシハギを食べないよう注意喚起等を行います。
※ソウシハギとは
フグ目カワハギ科ウスバハギ属の魚で、大きな尾びれを持ち、体に黒色斑と淡青色の波状紋があるのが特徴で、「パリトキシン様毒」という毒を内臓に持つ場合があります。