6月8日から実施されている的矢湾産ヒオウギガイの出荷自主規制について、貝毒検査の結果、麻痺性貝毒に対する安全性が確認されたことから、出荷自主規制の解除を生産者に依頼します。
1 内容
(1)平成24年6月7日の定期検査で、的矢湾海域(志摩市)産の養殖ヒオウギガイから、食品衛生法の規制値4MU/g(可食部1グラムあたりのマウスユニット)を超える5.4MU/gの麻痺性貝毒が検出されたため、6月8日から、この海域のヒオウギガイ養殖業者はヒオウギガイの出荷を自主規制していました。
(2) 出荷自主規制中、週1回の検査を実施してきたところ、7月18日及び25日に続き8月1日の検査結果が規制値(4MU/g)を下回りました。
7月18日 3.8MU/g
7月25日 2.6MU/g
8月 1日 2.6MU/g
(3)出荷自主規制の解除基準である3週連続して規制値以下となり、的矢湾海域(志摩市)産の養殖ヒオウギガイの安全性が確認されたことから、生産者に対し、漁協を通じて出荷自主規制の解除を依頼します。
2 今後の対応
今後も、定期的に貝毒検査や貝毒原因プランクトンの調査を実施し、県内産二枚貝の安全確保に努めてまいります。
3 参考
MU(マウスユニット)
麻痺性貝毒の場合、1MUは20グラムのマウスが15分で死亡する毒の量です。