文部科学省では、教育の振興に関して特に功績顕著な教育者をたたえるため、毎年、教育者表彰を実施しています。
このたび、平成23年度の被表彰者が決定し、下記のとおり本県の私立学校の教員が表彰されます。
記
1 被表彰者
松本 和利(まつもと かずとし)氏 69歳
学校法人伊勢学園 伊勢学園高等学校長
※年齢は、表彰式が行われる平成23年11月30日現在です。
2 功績概要
松本氏は、35年間にわたり県の教育分野において教諭、指導主事、私学指導担当主幹及び県立高等学校長を歴任後、平成15年4月に伊勢女子高等学校長(後の伊勢学園高等学校)に就任され、その培われた知識や経験・見識を活かして建学の精神に基づいた校風の確立と幅広い教育活動を主導してこられました。
特に、部活動を活性化するため担当教官とともに尽力され、「女子ソフトボール部」と「弓道部」は県内トップクラスの地位を不動のものにしています。
また、平成4年に姉妹校締結した群山(クンサン)中央女子高等学校(韓国)との相互交流を充実し、国際理解教育を推進されました。
平成19年度には男女共学化に向けて組織を上げて検討を進め、平成21年度に伊勢学園高等学校として共学化が実現したことにより生徒数が大幅に増加し、学園の経営改善に大きく寄与されました。さらに、平成22年度には校舎の耐震補強の実施、平成23年度には体育館の耐震補強に取り組むなど安全・安心の確保に努められています。
学園外の教育活動においても、三重県私学協会理事をはじめ三重県高等学校文化連盟副会長及び三重県高等学校体育連盟ソフトボール競技専門部長に就任し、高等学校における文化活動やスポーツの振興に尽力されています。
このように、伊勢学園高等学校長として、特色ある教育活動の展開及び高等学校の変革に強いリーダーシップをもって対応され、三重県の私学教育の充実と発展に幅広く貢献されています。
3 表彰式
(1)日 時 平成23年11月30日(水曜日) 11時50分から
(2)場 所 文部科学省3階 講堂 (東京都千代田区霞ヶ関3-2-2)