県内の主要な21水浴場において、開設期間前の水質調査を実施しました。水浴場水質判定基準に基づき判定したところ、全ての水浴場が水浴に適した水質でした。
また、水質調査を実施した全ての海水浴場20ヶ所において、海水の放射能濃度を調査したところ、全ての地点で放射能は検出されませんでした。
【水質調査】
1.調査対象水浴場
三重県内における21水浴場(20海水浴場、1河川水浴場)
2.調査年月日
平成23年5月9日、5月10日、5月16日、5月18日
3.調査項目
ふん便性大腸菌群数、COD(化学的酸素要求量)、透明度、油膜の有無、
pH、病原性大腸菌O-157
4.調査結果
水浴場水質判定基準(別添)に基づき判定したところ、最も水質の良いAAが
14ヶ所、Aが1ヶ所、Bが6ヶ所と全ての水浴場が水浴に適した水質でした。
《水浴場ごとの判定結果》
・水質AA 14ヶ所
大淀、神前、市営安楽島、鳥羽白浜、千鳥ヶ浜、阿児の松原、御座白浜、
大矢浜、南張、城ノ浜、三木里、新鹿、大泊、多度峡
・水質A 1ヶ所
二見浦
・水質B 6ヶ所
千代崎、鼓ヶ浦、御殿場、香良洲、松名瀬、次郎六郎
・水質C及び不適
該当無し
【放射能濃度調査】
1.調査対象水浴場
水質調査を実施した海水浴場20ヶ所
2.調査年月日
平成23年6月2日から6月14日の間
3.調査項目
放射性ヨウ素131、放射性セシウム134、放射性セシウム137
4.調査結果
全ての地点で不検出でした。
※不検出:検出下限値1Bq(ベクレル)/kg(キログラム)未満
(参考)
・現在までのところ、海水についての基準値等は定められていません。
・国の飲料水の摂取制限に関する指標値
放射性セシウム 200Bq/Kg
放射性ヨウ素 300Bq/Kg
(乳児に対しては 100Bq/Kg)
・入浴、手洗い等の皮膚接触のリスクは、飲食物摂取のリスクよりも相当小さいと
推定されています。