一級水系雲出川水系笠上川砂防工事にかかる用地測量を行っています。
用地課では、道路、河川、砂防施設などの建設に必要な土地を測量により確定し、所有者(以下、地権者といいます。)の皆様からお譲りいただく業務などを実施しています。
今回は、令和3年9月29日から現在も作業中である一級水系雲出川水系笠上川砂防工事にかかる用地測量の様子を業務の流れに沿ってご紹介させていただきます。
【一級水系雲出川水系笠上川砂防工事 工事箇所】
①用地境界立会のための事前打合せ
用地境界立会とは、地権者や関係者の皆様方に、ご自分の土地の境界がどこにあるのかを現場で立ち会いながら確認していただくものです。
用地境界立会を実施するにあたりましては、工事計画と照らし合わせ、測量が必要な範囲や立会をお願いさせていただく地権者を選定し測量業者と打合せを行います。
今回の測量は山林を対象としているため、宅地や田、畑のように土地の区画が明確に判別できない部分があると予想されたので、地元精通者や森林組合のご協力も得ました。
また、地権者について、土地登記簿に記載された名義人の方が亡くなられている場合は、相続調査などにより関係者の方を特定する作業を行いました。
これらの事前準備を経て、立会にのぞみました。
(測量業者との打合せの様子)
②用地境界立会
今回の境界立会は、地権者や関係者を含めると12名の方にご出席いただき実施しました。大きな天候の崩れもなく、皆様のご協力により無事に立会を終えることができました。
誠にありがとうございました。
(用地境界立会前の事業説明の様子)
(用地境界立会の様子)
③用地測量
用地境界立会にてご確認いただいた境界につきましては、現地に杭を設置し、測量機器を用いて、お譲りいただきたい土地の面積等を測量します。
今後は、測量の結果を基に用地測量図を作成し、地権者の皆様に個別にご説明のうえ、工事で必要となる土地をお持ちの地権者の方には、用地買収へのご協力をお願いさせていただく予定です。
これからも、土砂災害から人命、財産を守るための工事の推進を図っていきます。
そのためには必要な用地について、皆様方のご協力を賜りますようよろしくお願い致します。