平成30年台風第24号における君ケ野ダムの防災操作(洪水調節)の効果
君ケ野ダムでは、大雨の時に急激に増水する河川の水の一部をダムに貯める防災操作(洪水調節)を行い、ダム下流域の洪水被害の軽減を図っています。
今回の台風第24号では、津市に大雨洪水警報が発表され、9月29日2時から10月1日1時にかけてのダムの流域平均累計雨量が271ミリに達し、最大時間雨量は45ミリを観測しました。(30日20時)
この降雨により、30日21時10分君ケ野ダムに最大で毎秒404m3の流入が発生しましたが、毎秒179m3をダムに貯留する防災操作を行い、ダム下流への放流を毎秒225m3に低減しました。
今回の防災操作により、君ヶ野ダム下流の津市一志町内にある大仰水位観測所地点では約34㎝の水位低減効果があったと推定されます。
(数値は変更することがあります)
大仰水位観測所 横断面図・位置図・防災操作の状況