平成29年台風5号における君ケ野ダムの防災操作(洪水調節)の効果
君ケ野ダムでは、大雨の時に急激に増水する河川の水の一部をダムに貯める防災操作(洪水調節)を行い、ダム下流域の洪水被害の軽減を図っています。
8月に発生した台風5号では、津市に大雨洪水警報が発表され、8月6日22時から7日16時にかけてのダムの流域平均累計雨量が191ミリに達し、君ヶ野ダム観測所における最大時間雨量は35ミリを観測しました。(7日14時)
この降雨により、7日15時30分君ケ野ダムに最大で毎秒201m3の流入が発生しましたが、毎秒20m3をダムに貯留する防災操作を行い、ダム下流への放流を毎秒181m3に低減しました。
今回の防災操作により、雲出川下流の津市一志町大仰地内にある大仰水位観測所地点では約5㎝の水位低減効果があったと推定されます。
(数値は変更することがあります)
大仰水位観測所 横断面図・位置図・防災操作の状況