管内概要
津建設事務所管内は、旧津市、旧久居市、旧河芸町、旧芸濃町、旧美里村、旧安濃町、旧香良洲町、旧一志町、旧白山町、旧美杉村の10市町村が2006年1月1日に合併して新「津市」となり、より広い地域となりました。三重県のほぼ中央に位置し、東は伊勢湾に面し、北は亀山市及び鈴鹿市、南は松阪市、西は伊賀市及び奈良県に隣接しています。
県庁所在地として、国、県等の行政機関が数多く立地しているほか、企業の事務所、三重大学をはじめとする高等教育機関、三重県総合文化センターなど、行政、産業、学術、文化などが集積している地域です。
地形
津管内の地形は、西に位置する布引山地等の山麓からなだらかに伊勢湾沿岸に至り、伊勢平野の中心に位置しており、三重県のほぼ中央となります。布引山地等からは多くの中小河川が伊勢湾に流れ込んでおり、主な河川としては、志登茂川、安濃川、岩田川、相川、雲出川があり、また大阪湾に流れ込む名張川があります。
気候
気候は全般に温暖多雨で、年平均気温16.9℃、年間降水量はおおよそ、1,785mmですが、冬期山間部では、積雪もあります。
人口
管内人口は約28万人であり、三重県総人口の15.4%を占めています。老年人口(65歳以上)の割合は28.7%であり、三重県の28.7%とほぼ同じです。
交通
道路網については、南北幹線として伊勢自動車道、国道23号、国道23号中勢バイパス等があり、東西幹線として国道163号、国道165号、主要地方道津関線、主要地方道津芸濃大山田線等があり、それらを結ぶ県道網があります。管内の県管理道路延長は約482km、道路改良率は約77%であり、三重県平均(約75%)より高い数字となっています。
歴史・観光
津地域は、かつて「日本の三津」の一つ『安濃津』と云われ、海上交易の要所として栄えた港町でした。また藤堂藩制下では城下町としての歴史を広く地域に刻んでおり、伊勢神宮に向う伊勢街道等の街道が形成されてきたことによって、古くから東西文化に接してきました。平成29年11月には高田本山専修寺が国宝に指定され、注目されています。
さらに、豊かな環境のなかで、海水浴場、潮干狩り、県立自然公園やゴルフ場等により県内外から多くの人が訪れています。
産業
津市は、都市機能の集積を背景に、サービス業、小売商業、金融などの事務所が集積しているほか、多くの観光・レクリエーション資源を有することから観光関連産業もみられるなど、第3次産業の比重が高い産業構造となっています。
また、自然を活かした第1次産業も盛んであり、米、野菜、果樹、茶、スギ等の優良木材などの特産品が生み出されているとともに、伊勢湾では魚介類をはじめとする水産業も盛んです。第2次産業も、各地域で工業団地の開発が進められ、電子部品、輸送機械器具、食料品等の出荷額が多いなど、第1次産業から第3次産業まで、多様な産業が集積するとともに、東京等に本社がある大手企業の製造拠点工場も数多くあります。
管内の状況
三重県勢要覧(平成30年度版)
面積 (km2) |
人口 (人) |
人口密度 (人/km2) |
老年人口(65歳以上) |
割合 (%) |
世帯数 | 財政力指数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
津 市 | 711.2 | 277,797 | 394 | 79,801 | 28.7 | 116,419 | 0.737 |
県 計 | 5,777.4 | 1,798,886 | 315 | 515,596 | 28.7 | 731,295 | 0.593 |