畜産特別資金等の概要
畜産特別資金
<資金の内容>
負債の償還が困難な畜産経営に対し、長期・低利の借換資金の融通を行うことにより、経営の安定及び後継者への経営継承の円滑化を図ります。
<貸付対象者>
- 経営改善資金
「経営改善計画」を作成し、県知事の承認を受けた経営 - 経営継承資金
資金借受後に後継者が経営を継承する経営で「経営改善計画」を作成し、県知事の承認を受けた経営
<融資機関>
農協、農協連、農林中央金庫、銀行、信用金庫及び信用協同組合
<資金の種類>
- 大家畜・養豚特別支援資金 (令和5年度~令和9年度貸付)
貸付条件等(令和5年2月28日現在)
経営改善資金 | 経営継承資金 | |||
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一般 | 特認 | 残高借換 | ||
【償還期限】 |
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貸付利率 | 0.90%以内 | 0.90%以内 | 0.90%以内 | 0.90%以内 |
畜産経営体質強化支援資金
<資金の内容> 畜産クラスターに位置づけられた中心的な経営体又は認定農業者のうち、酪農、肉用牛又は養豚経営を営む者を 対象に、既往負債の一括借換を行う新たな長期・低利資金を融通することにより、既往負債の償還負担を軽減し、 意欲ある畜産農家の経営改善を支援します。
<貸付対象者>
畜産クラスターに位置づけられた中心的な経営体又は認定農業者のうち、酪農、肉用牛又は養豚経営を営む者
<融資機関>
農協、農協連、農林中央金庫、銀行、株式会社商工組合中央金庫、信用金庫及び信用協同組合
貸付条件等(令和2年4月20日現在)
【償還期限】 大家畜 (うち据置期間) |
25年以内 (5年以内) |
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貸付利率 |
0.25%以内 |
乳用牛・繁殖牛増頭資金確保円滑化事業
<支援内容>
乳用牛又は繁殖牛の計画的な増頭に必要な家畜の購入・育成資金の借入れについて、都道府県農業信用基金協会の債務保証に係る保証料を免除します。
<貸付対象者>
乳用牛又は繁殖牛の計画的な増頭を行う酪農又は肉用牛経営を営む者
<対象資金>
民間金融機関が融資する家畜の購入・育成資金
家畜疾病経営維持資金
<資金の内容>
畜産経営において、口蹄疫、CSF、ASF、高病原性鳥インフルエンザ等広範囲に影響を与える家畜伝染病が発生した場合、患畜の殺処分、家畜の移動制限等の措置がとられることになります。
このような場合に、畜産経営の再開、継続及び維持に必要な家畜の導入、飼料・営農資材の購入等に要する資金の融通を行います。
※ 当該資金の対象家畜伝染病
牛疫、牛肺疫、口蹄疫、CSF、ASF、高病原性鳥インフルエンザ、低病原性鳥インフルエンザ
<貸付対象者>
- 経営再開資金(発生農家を対象)
広範囲に影響を与える家畜伝染病等の発生に伴う家畜等の処分により経営の停止又はこれに準ずる深刻な影響を受けた者 - 経営継続資金(移動制限区域内農家を対象)
伝染病等の発生に伴い、対象地域内の家畜及び畜産物の移動制限又は搬出制限により家畜及び畜産物の移動制限等により経営継続が困難となった者 - 経営維持資金(風評被害農家を対象)
広範囲に影響を与える家畜伝染病等の発生により、深刻な経済的影響を受け、経営維持が困難となった生産者
<融資機関>
農協、農協連、農林中央金庫、銀行、信用金庫及び信用協同組合
<貸付条件(貸付利率は、令和2年4月20日現在)>
経営再開資金 | 経営継続資金 | 経営維持資金 | ||
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貸付限度額 |
個人 |
(1頭当たり、100羽当たり) 乳用牛13万円、肥育用牛13万円、 繁殖用雌牛65千円、肥育豚13千円、 繁殖豚26千円、家きん52千円、 繁殖用めん羊及び山羊13千円 |
同 左 |
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償還期限 (うち措置期間) |
7年以内 |
7年以内 |
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貸付利率 |
0.75%以内 |
0.75%以内 |