平成14年12月31日現在外国人登録者数について
(平成14年12月31日現在・三重県生活部国際チーム調べ)
(1)登録者総数
平成14年末の三重県の外国人登録者数は、36,988人で過去最高を更新しましたが、伸び率は、4.1%で昨年の9.4%に比べ低くなっています。この数は、県内総人口の1.95 %を占め、5年前(平成9年12末)の26,856人に比べ10,132人(37.7%)、10年前(平成4年末)の17,988人に比べ19,000人(105.6%)増加しています。
国籍別では、ブラジルの増加が鈍化し、中国が大きく増加しています。
(2)国籍別内訳
本県の外国人登録者数を国籍別にみると、ブラジルが17,064人で全体の46.1%を占め、以下韓国又は朝鮮、中国、ペルー、フィリピンと続いており、上位5国籍で87.2%を占めます。また、国籍数は、85国籍で平成13年末に比べ、4国籍増えています。
ブラジルは、平成2年の出入国管理及び難民認定法の改正以来、毎年増加を続け、平成13年末には対前年度比8.4%増でしたが、平成14年末には対前年度比1.1%増の17,064人となっています。
韓国又は朝鮮は、平成3年以降減少を続け、平成14年末には対前年度比2.2%減の6,933人となっています。
中国は、平成2年より増え続け、平成14年末には対前年度比18.3%と大きく増加しています。
ペルーは、平成2年より増え続け、平成14年末には対前年度比7.8%増となっていすが、平成13年の伸び率18.6%に比べかなり低くなっています。
フィリピンは、平成8年以降7年間増加を続けており、平成14年末には対前年度比11.9%増となっています。
順位 | 国籍 | 登録者数(人) | 構成比(%) | 増減数(人) | 増減率(%) |
---|---|---|---|---|---|
1 | ブラジル | 17,064 | 46.1 | 182 | 1.1 |
2 | 韓国又は朝鮮 | 6,933 | 18.7 | △153 | △2.2 |
3 | 中国 | 3,413 | 9.2 | 529 | 18.3 |
4 | ペルー | 2,630 | 7.1 | 190 | 7.8 |
5 | フィリピン | 2,202 | 6.0 | 235 | 11.9 |
その他 | 4,746 | 12.9 | 481 | 11.3 | |
三重県計 | 36,988 | 100.0 | 1,464 | 4.1 |
上位5国籍の登録者数が多い市町村は次のとおりです。( )内の数値は、三重県内の同国籍の登録者数全体に占める割合です。
国籍 | 第1位 | 第2位 | 第3位 |
---|---|---|---|
ブラジル 17,064人 |
鈴鹿市 3,851人 (22.6%) |
四日市市 3,127人 (18.3%) |
津市 2,233人 (13.1%) |
韓国又は朝鮮 6,933人 |
四日市市 2,112人 (30.5%) |
桑名市 1,007人 (14.5%) |
鈴鹿市 731人 (10.5%) |
中国 3,413人 |
津市 566人 (16.6%) |
四日市市 558人 (16.3%) |
鈴鹿市 350人 (10.3%) |
ペルー 2,630人 |
鈴鹿市 1,061人 (40.3%) |
四日市市 344人 (13.1%) |
上野市 289人 (11.0%) |
フィリピン 2,202人 |
四日市市 444人 (20.2%) |
鈴鹿市 305人 (13.9%) |
津市 301人 (13.7%) |
(3)地域別内訳
登録者の約6割近くが北勢地域に集中しており、ついで、津地域、伊賀地域の順となっています。また、松阪地区では、増加率が14.8%で最も高く、紀北地域では登録者数が減少しています。
県民局 | 登録者数 | 構成比 | 増減数 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
北勢 | 21,551人 | 58.2% | 559人 | 2.7% |
津 | 6,728人 | 18.2% | 512人 | 8.2% |
松阪 | 1,990人 | 5.4% | 256人 | 14.8% |
南勢志摩 | 1,993人 | 5.4% | 100人 | 5.3% |
伊賀 | 4,133人 | 11.2% | 104人 | 2.6% |
紀北 | 396人 | 1.1% | △73人 | △15.6% |
紀南 | 197人 | 0.5% | 6人 | 3.1% |
三重県計 | 36,988人 | 100.0% | 1,464人 | 4.1% |
三重県の各地方における登録者数の多い国籍は、次のとおりです。()内の数値は、各地方内の登録者全体に占める割合です。紀北、紀南地方でフィリピン国籍が最も多いが、その他の地域ではブラジル国籍が最も多くなっています。
県民局 | 第1位 | 第2位 | 第3位 |
---|---|---|---|
北勢 21,551人 |
ブラジル 9,825人(45.6%) |
韓国又は朝鮮 4,702人(21.8%) |
ペルー 2,084人(9.7%) |
津 6,728人 |
ブラジル 3,265人(48.5%) |
中国 875人(13.0%) |
韓国又は朝鮮 730人(10.9%) |
松阪 1,990人 |
ブラジル 784人(39.4%) |
韓国又は朝鮮 413人(20.8%) |
フィリピン 294人(14.8%) |
南勢志摩 1,993人 |
ブラジル 744人(37.3%) |
中国 374人(18.8%) |
韓国又は朝鮮 329人(16.5%) |
伊賀 4,133人 |
ブラジル 2,401人(58.1%) |
韓国又は朝鮮 654人(15.8%) |
中国 405人(9.8%) |
紀北 396人 |
フィリピン 149人(37.6%) |
インドネシア 79人(19.9%) |
韓国又は朝鮮 73人(18.4%) |
紀南 197人 |
フィリピン 83人(42.1%) |
韓国又は朝鮮 32人(16.2%) |
ブラジル 24人(12.2%) |
(4)市町村別内訳
市町村別登録者数では、次の5市町村が登録者全体の64.7%を占めています。
順位 | 市町村名 | 登録者数 | 構成比 | 増減数 | 増減率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 四日市市 | 7,234人 | 19.6% | 237人 | 3.4% |
2 | 鈴鹿市 | 7,046人 | 19.0% | 251人 | 3.7% |
3 | 津市 | 4,446人 | 12.0% | 376人 | 9.2% |
4 | 上野市 | 3,041人 | 8.2% | 102人 | 3.5% |
5 | 桑名市 | 2,164人 | 5.9% | 71人 | 3.4% |
(5)市町村別外国人登録者数の割合
登録されている外国人の割合が多い10市町村は、次のとおりです。いずれの市町村も外国人の割合が2%を越えています。
順位 | 市町村名 | 外国人の割合 | 外国人登録者数 | 日本人の人口 |
---|---|---|---|---|
1 | 上野市 | 4.85% | 3,041人 | 59,626人 |
2 | 亀山市 | 4.14% | 1,680人 | 38,901人 |
3 | 鈴鹿市 | 3.62% | 7,046人 | 187,425人 |
4 | 北勢町 | 3.58% | 522人 | 14,062人 |
5 | 木曽岬町 | 3.38% | 245人 | 7,006人 |
6 | 河芸町 | 3.30% | 601人 | 17,597人 |
7 | 楠町 | 3.03% | 343人 | 10,993人 |
8 | 御薗村 | 2.80% | 258人 | 8,970人 |
9 | 津市 | 2.70% | 4,446人 | 160,416人 |
10 | 四日市市 | 2.44% | 7,234人 | 289,797人 |
三重県計 | 1.95% | 36,988人 | 1,863,014人 |
日本人の人口については、三重県総合企画局統計調査チームの調査による平成14年12月31日現在の住民基本台帳人口を引用しました。
(6)外国人登録者総数の推移
過去10年間の外国人登録者総数の推移は次のとおりです。
年 | 外国人登録者総数(人) | 対前年増減率(%) | 指数 |
---|---|---|---|
平成4年度 | 17,988 | ― | 100 |
平成5年度 | 18,688 | 3.9 | 104 |
平成6年度 | 19,313 | 3.3 | 107 |
平成7年度 | 20,566 | 6.5 | 114 |
平成8年度 | 23,926 | 16.3 | 133 |
平成9年度 | 26,856 | 12.2 | 149 |
平成10年度 | 28,203 | 5.0 | 157 |
平成11年度 | 29,199 | 3.5 | 162 |
平成12年度 | 32,457 | 11.2 | 180 |
平成13年度 | 35,524 | 9.4 | 197 |
平成14年度 | 36,988 | 4.1 | 206 |