ヒョウモンダコはもともと暖かいところにすみ、太平洋側では千葉県以南、日本海側では兵庫県以南での分布が確認されていますが、三重県においても以前より生息が確認されています。生息域は主に岩礁地帯であり、砂場にはあまり分布しないことから、海水浴で本種と遭遇する可能性は低いと考えられますが、もし磯場等で見つけた場合は、決して触ったり、捕まえたりしないでください。
○ヒョウモンダコの特徴について
1,最大でも10cm程度の小型のタコです。
2,普段はうすい茶色(写真1)をしていますが、興奮するとヒョウ柄が現れます(写真2)。
3,唾液腺にフグ毒として知られるテトロドトキシンを持っています。
4,噛まれると麻痺症状を呈し、ひどい場合は入院加療を要します。(海外では死亡事例あり)
5,他県では死んだ個体が海岸に打ち上げられた事例がありますが、毒をもっているため
決して食べないでください。
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