宿田曽漁港 SYUKUTASO
種別:第2種 所在地:度会郡南伊勢町宿浦・田曽浦
漁港指定:昭和28年3月5日 管理者:三重県
沿革
本漁港は、熊野灘に面する五ヶ所湾の東入口に位置し前面に桂島を配している。当地区は昔から外洋へ出る進取的漁業が得意で、かつお一本釣漁業の基地として栄え、かつお節加工も盛んであったが、沿岸漁船の利用をはじめ遠洋漁船の帰港には昭和7年時局匡救事業で造成した宿浦物揚場288m2のみしかなかった。このため、地元に多くの遠洋漁船を擁し漁場の開拓、漁船大型化等による遠洋漁業の飛躍的な発展にもかかわらず、地元への水揚は皆無の状態であったため地元関係者間で漁港整備の機運が高まり、昭和35年度に整備計画漁港の指定を受け、新漁港施設に着工し、第2~8次計画の修築事業により沖防波堤の築造と岸壁の造成、漁港用地の整備及び泊地浚渫等を施工した。平成2~14年度には漁業集落環境整備事業により狭隘な道路の改良、雨水排水路及び公共水域の水質保全及び生活環境の改善が進められた。平成14~20年度の広域漁港整備事業では港内静穏度の確保に対応する防波堤の整備等を実施した。