伊曽島漁港 ISOJIMA
種別:第1種 所在地:桑名市長島町白鶏
漁港指定:昭和29年10月30日 管理者:桑名市
沿革
本漁港は、長良川河口に位置する河川港で当地は古くから揖斐、木曽両河川の堆積砂州地帯として開発が進められ、大正10年に河川港の特殊性に適応する防波導流堤を村費で完成、昭和11年まで同堤の補強改良を行ってきた。昭和19年の遠州灘地震により著しい地盤沈下をきたし、その機能を失ったため、昭和32、33年度に町営事業として護岸、防波突堤の整備を行い純然たる河川漁港となったが、昭和34年の伊勢湾台風で河川堤防の壊滅と共に漁港施設を根底から失った。このため、漁港復旧費を母体として建設河川堤災害並び高潮対策及び河川堤改修の混成堤により昭和35年度事業として急拠復旧完成し、その後、昭和51~55年度の局部改良事業で物揚場を、県単改良事業で船揚場等及び建設省事業による護岸の造成を行った。平成14~18年度の地域水産物供給基盤整備事業では国土交通省が実施する河川改修事業に合わせ老朽化した水門の拡幅を行った。さらに平成21年度から平成28年度に漁村再生交付金事業により、水門の自重降下装置、物揚場、防災倉庫の整備等を実施した。