- 栽培(さいばい)漁業とは、陸上の水槽などで魚・貝類等の親から卵をとり、子供(種苗)を大量に生産して、生き残る力がつく大きさまで大事に育ててから放流し、資源を管理しながら大きくなるまで育ててとる漁業のことです。
- 三重県では、どのような魚・貝類等をどれだけ生産して放流するのかを定めた「三重県栽培漁業基本計画」を定めています。これを基に三重県栽培漁業センター、三重県尾鷲栽培漁業センターでマダイ、ヒラメ、トラフグ、カサゴ、クルマエビ、アワビ等の種苗を生産しています。これら種苗は県内各地に放流され、大きくなってから漁業によって私達の食卓に届けられます。
種苗生産・放流実績(令和3年度)
魚種 | 種苗生産数 | 種苗放流数 | 種苗放流場所 |
---|---|---|---|
マダイ |
60万尾 |
54万尾 |
鳥羽市~紀宝町の沿岸域 |
ヒラメ |
20万尾 |
8万尾 |
伊勢市~熊野市の沿岸域 |
トラフグ |
25万尾 |
22万尾 |
伊勢市~熊野市の沿岸域 |
カサゴ |
6万尾 |
6万尾 |
志摩市~熊野市の沿岸域 |
クルマエビ |
310万尾 |
220万尾 |
鈴鹿市~志摩市の沿岸域 |
ガザミ |
200万尾 |
169万尾 |
四日市市~松阪市の沿岸域 |
アワビ |
53万個 |
53万個 |
鳥羽市~熊野市の沿岸域 |
この数量は三重県栽培漁業センター及び三重県尾鷲栽培漁業センターで生産された種苗のみの成果です。