令和6年度第1回三重県教科用図書選定審議会の概要について
1 日時
令和6年4月26日(金) 10:00~12:00
2 場所
三重県庁 教育委員室
3 会長・副会長の選出
会 長・・・伊藤 信成 委員(三重大学教育学部長)
副会長・・・澤井 広美 委員(四日市市立桜中学校長)
4 諮問
県教育委員会から三重県教科用図書選定審議会に対して、令和6年度から小学校で使用する教科用図書
の採択について諮問
・ 教科用図書採択地区協議会規約例
・ 令和7年度使用中学校用教科書の採択基準
・ 三重県教科用図書選定審議会調査員の調査実施項目
・ 三重県教科用図書選定審議会調査員の選任
・ 令和7年度使用中学校用教科書選定に関する参考資料
5 事務局からの説明
(1) 教科用図書採択制度と教科用図書選定審議会について
・ 教科書が使用されるまでの基本的な流れと教科書採択の仕組みの概要
・ 本年度は、令和7年度から中学校で使用する教科用図書の採択の年であり、県教育委員会は、本審
議会での審議を踏まえ、市町教育委員会及び国立・私立学校長の行う教科用図書の採択に関する事
務について、適切な指導、助言又は援助を行うこと
・ 三重県教科書センターで、6月14日から7月18日までの期間のうち14日間、教科書展示会を開催
する予定であること
6 審議
(1) 教科用図書採択地区協議会規約例(案)について
(2) 教科用図書採択地区における中学校で使用する教科用図書の採択基準(案)について
(3) 三重県教科用図書選定審議会調査員の調査実施項目(案)について
(4) 三重県教科用図書選定審議会調査員の選任について
※調査員は、採択事務が終了する8月31日までは非公開
<事務局からの説明の概要>
・ 教科書採択における公正確保を徹底する必要があること
・ 審議(1)各地区が採択地区協議会を開催する際に必要となる「採択地区協議会規約」を、例として
県が示すこと
・ 審議(2)各地区において採択を行う際の基準となる採択基準を県が示すこと
・ 審議(3)調査員が調査を実施する際の項目を県が示すこと。
<審議の概要>
【質問】審議(1)、(2)、(3)に示されたことをもとに、各教科用図書採択地区で、「採択地区協議会規
約」や「採択基準」、調査員が調査を実施する際の調査実施項目が決められるということでよ
いか。
(回答)御認識の通りである。
【質問】ICTの活用について、審議(2)に明記する必要はないか。
(回答)審議(2)は採択事項全般に関することを示しており、教科書の調査を行うための項目が審議(3)
である。審議(3) の1(3)にICTの活用について示しており、ICTを活用した学習活動の工夫につ
いて、調査していく予定である。
【質問】英語の学習者用デジタル教科書の調査について、実際にデジタル教科書を使用して調査ができ
るのか。
(回答)英語の学習者用デジタル教科書の調査については、今年度5月上旬頃、デジタル教科書の一部が
見本として文部科学省から提供される予定であり、調査を実施していく。
【質問】審議(1)から審議(3)について、昨年度の調査から変更しているところはないか。
(回答)審議(2)について、国の通知や県内の実状・意向を踏まえ、各採択地区において円滑な採択業務
を行いつつ、開かれた採択に努めることができるよう一部変更した。
〇 審議の結果、審議(1)~(4)について、原案通りと決定された。
7 その他
令和6年6月14日に、第2回教科用図書選定審議会を開催する。