平成30年7月4日(水)、平成30年度第1回三重県地方産業教育審議会を開催し、「職業教育の特徴的な取組(四日市工業高校ものづくり創造専攻科と農業高校GAP教育)と職業教育の充実・発展のための推進計画を踏まえた各学科の主な取組」及び「主体的に課題を解決する職業人の育成」について審議を行いました。
1 開催日時
7月4日(水)午後2時から午後4時まで
2 開催場所
三重県庁 教育委員室
3 出席者
三重県地方産業教育審議会委員 9名 (委員は全10名)
会長
中川 雅弘 株式会社中川製作所代表取締役社長
副会長
村田 典子 角仙合同株式会社代表取締役社長
委員
池村 均 三重県農業協同組合中央会専務理事
磯部 由香 三重大学教育学部教授
大田 京子 一般社団法人三重県介護福祉士会会長
木村 敬明 一般社団法人三重県労働者福祉協議会専務理事
長谷川 敦子 三重県立学校長会役員
松岡 美江子 マツオカ建機株式会社代表取締役会長
安井 晃 三重県雇用経済部副部長
4 審議の概要
(主な意見)
○ 「職業教育の特徴的な取組(四日市工業高校ものづくり創造専攻科と農業高校GAP教育)と職
業教育の充実・発展のための推進計画を踏まえた各学科の主な取組」について
・ 四日市工業高校ものづくり創造専攻科の協働パートナーズについて、さまざまな分野の企業に
入ってもらうことも良いのではないか。
・ 農業高校のGAP教育は、非常に良いことだと思っているので、推進体制をしっかりと構築し
てほしい。
・ 商業学科や家庭学科、農業学科などで商品開発を実施しているが、各学科の視点を生かしなが
ら、学校間・学科間連携を進めてほしい。
・ 学校では、インターンシップに加え、ジョブシャドウイングにより、多くの仕事ぶりについて
学ぶ機会も検討している。
・ 福祉や看護の分野では、まずはジョブシャドウイングを実施している。
○ 「主体的に課題を解決する職業人の育成」について
・ 何をするにも楽しくなければ前に進まないので、そのような気持ちになる学習や取組が必要で
ある。
・ 誰かを喜ばせるために仕事をやっているのだという気持ちを育む教育が必要である。
・ 仕事に対する価値観を持たせるために、キャリア教育をどのように進めるかということが大切
である。高校生の時に産業について知る機会を充実させる必要がある。
・ 働き方改革など、社会の大きな変革の流れの中で、子どもたちに目的意識を持たせ、行動して
いける力を育むことが大切である。
5 今後の対応
本日の審議会での意見を踏まえ、各職業学科において、生徒の専門性や学習意欲を高められる取組を進
めてます。
2月(予定)に第2回三重県地方産業教育審議会を開催し、本年度の取組を踏まえ、今後の職業教育の
あり方について協議を行います。