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令和07年01月29日

令和6年度第2回伊勢志摩地域高等学校活性化推進協議会を開催しました

1 日時  令和6年10月22日(火)19時00分から21時00分まで

2 場所  県伊勢庁舎 401会議室

3 概要 
  令和5年度に当協議会がまとめた「令和5年度の協議(今後の学びと配置のあり方について)」をふま
 え、当地域で令和13~15年度頃までに想定される断続的な学級減への対応について、「伊勢市内の高
 等学校の再編」を論点として協議しました。
  主な意見は次のとおりです。

 <主な意見>
(協議を進める上で大切にしたいことや、必要な視点について)
 〇 子どもたちの学びを維持するという視点を第一に議論を進めることが大切である。
 〇 統合は、合理化のためではなく、子どもたちにとって魅力のある学校にしていくことが大切である。
 〇 当地域の子どもたちが他地域の高校や私立高校を選択肢の一つとするならば、交通手段や下宿などの
  ケアを含め、経済的に厳しい家庭のことも念頭に再編の議論を進めたい。
 〇 私立高校授業料の実質無償化の中にあっても、通学時間や通学費用の面から地元の県立高校を選択す
  る生徒がいる実態にも配慮したい。
 〇 保護者としては、子どもたちには行きたい学校に行かせたいという思いがあるので、統合するとして
  も子どもたちの声を聞きながら検討を進めてほしい。また、多くの校舎が完成から長年月を経過してい
  ることから、新設することも視野に入れて統廃合について考えるべきではないか。

(伊勢市内の再編〈市内の総学級数を18学級と想定して検討〉について)
 〇 県内唯一の学科を有する水産高校と、当地域の総合学科の学びを残すことを前提に、伊勢市内の再編
  に関する議論を進めていきたい。
 〇 専門高校における学びを維持するには、教員数確保の観点から、どのくらいの学校規模が必要なの
  か。また、その必要とされる学校規模を下回るのであれば、統合も致し方ないのではないか。
 〇 普通科高校2校の統合や専門高校3校の統合が可能かどうかなど、再編のあり方を検討するにあたっ
  ては、中学生や保護者の意見だけでなく、高校や中学校現場の意見をふまえたい。
 〇 伊勢市内の専門高校に県内の全ての学科が設置されているわけではないので、当地域の将来的な総学
  級数をふまえると、松阪地域との再編も視野に入れ、専門高校の学級数を減じる方向性で検討せざるを
  得ないのではないか。
 〇 普通科は8学級規模の1校とし、そのうち2学級で探究的な学びやSTEAM教育を中心とした学び
  を展開する。また、専門学科については、現在ある学科のバリエーションを維持し、伊勢工業3学級、
  宇治山田商業3学級、明野4学級の3校10学級として、学びの選択肢を維持する。
 〇 普通科高校2校を統合して1校9学級とする。また、専門高校3校も統合し、現在の学科の枠を超え
  て学びを見直しながら、工業系3学級、商業系3学級、農業系3学級の1校9学級とし、伊勢市内で2
  校の配置としてはどうか。
 〇 令和21年度に当地域の1学年の総学級数が15学級になると想定した場合、普通科高校は進学対応
  6学級と就職対応2学級の8学級、専門高校は水産高校の存続を前提に6学級、総合学科を1学級とす
  る。その中で、就職対応の普通科2学級をどこに配置するかを考えれば、学科のバランスや学校規模の
  条件を満たすのではないか。

(学校規模と学びについて)
 〇 「令和5年度の協議」にあるように、「進学ニーズに対応する普通科高校は、1学年6学級を下回ら
  ない」ことと、「部活動の活性化の視点から、1学年4学級を下回らない」ことの2点は大切にした
  い。
 〇 3学級以下の高校については、少人数だからこそ実現できる教育的役割をふまえ、残すことも含めた
  議論をしていきたい。
 〇 小規模校の生徒から話を聞くと、小規模校ならではの生徒と教員の距離感や、丁寧な指導に魅力を感
  じている生徒も多いように感じた。小規模校も含めバランスのよい配置を考えていきたい。
 〇 高校の授業公開に参加して、教員が生徒一人ひとりの個性をつかむことができる少人数授業の強みを
  改めて感じた。学級減が進んでも、県独自で教員の加配を行い、教員数を維持してほしい。
 〇 生徒減が進んだとしても普通科と専門学科の双方に学びのニーズはあると思う。統合して大規模校に
  するよりも、ICTの活用などにより、小規模校における学校運営上の課題を補いながら、できる限り
  学級減で対応しつつ、充実した教育活動を実現してはどうか。
 〇 少子化が進む中にあっては、専門高校における各学科において1学級40人の定員を充足することが
  難しくなるので、1学級あたりの定員を減らすことで、現在ある学びの選択肢を維持できるのではない
  か。
 〇 特別な支援を必要とする生徒や学校に行きづらい子どもたちのために教育支援センター的機能をもつ
  教室を設置することで、そういった生徒や保護者の高校への進学ニーズをかなえる特色の一つになるの
  ではないか。
 〇 学級減にともなって教員数が減ることで、今ある専門的な学びが提供できなくなることを、どこの高
  校でも共通して不安を抱いている。
 〇 大学共通テストの改革により、学ばなければならない内容が増えている。そのような中、普通科高校
  を統合した場合、生徒の学力差が広がって授業についていけなくなる生徒が出ることを懸念する。

(今後の地域の学びと配置のあり方を検討するにあたって)
 〇 専門学科の学びについて、委員が深く理解できていない中で、協議会として、学科の再編も含めた学
  級減への対応について考えるのは難しいのではないか。まずは、県全体のグランドデザインの中で、各
  学校の役割を決める必要があるのではないか。
 〇 県が、グランドデザインを検討するにあたっては、学校の統合や学科改編、カリキュラム編成などを
  考慮していただきたい。


附属機関等会議概要

関連資料

  • 事項書(PDF(55KB))
  • 配付資料(PDF(3MB))
  • 検討資料(PDF(831KB))

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育政策課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2951 
ファクス番号:059-224-2319 
メールアドレス:kyosei@pref.mie.lg.jp 

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