1 日時 令和6年7月22日(月)18時30分から20時40分まで
2 場所 県松阪庁舎 33会議室
3 概要
松阪地域の県立高校の総学級数が現在の25学級から、令和5年度に生まれた子どもたちが中学校を卒
業する15年先の令和21年度には11~14学級程度と大幅に減少することが見込まれる中、これから
の当地域の県立高校における学びと配置のあり方に関する基本的な考え方を整理したうえで、令和11年
度に想定される当地域の県立高校の学級減への対応の方向性について協議しました。
また、地域の中学生や保護者を対象としたアンケート調査の内容や実施方法等について検討しました。
主な意見は次のとおりです。
<主な意見>
(これからの松阪地域の県立高等学校の学びと配置のあり方について)
○ 企業説明会や、企業と高校が連携した取組を進めることにより、地元企業を知ってもらう機会が増え
るとよい。
○ 人手不足が叫ばれる中、高校にも毎年たくさんの求人がある。これまで以上に地域の企業と密に連絡
を取り合い、マッチングを進めていかないと、地域へ生徒を送り出せなくなってしまうのではないかと
懸念している。
○ 地域に子どもたちのニーズにあった多様な学びの選択肢を残すことで、当地域の高校への進学率が高
まるのではないか。
○ 高い教育効果を得るためには、一定の学校規模を維持することが必要である。また、地域の子どもを
地域で育てるためには、現在のバランスのよい学びの配置を維持することも必要である。
○ 松阪市では今年度より全ての小中学校でコミュニティ・スクールを導入し、地域に根差した学校をめ
ざしている。その中で地域を大切にする心や地域を愛する心を育てたい。
○ 自分の子どもには漠然と大学へ進学してほしいと考えているが、最終的には地元に住んでもらいたい
ので、地域への愛着心を育むための学びの必要性については、保護者として大変共感できる。
○ 学級数の減少が見込まれる中、現在の全ての専門学科を残すことは不可能である。今後、学級数を減
じながらも学びの選択肢は減らさないような対応を、具体的に検討する必要がある。
○ 今後の議論はどのように進めるのか。
⇒(事務局)当面は令和11年度までに想定される5学級程度の減への対応についての協議を進め、令和
8年度までにその方向性を示す必要がある。令和6年度中に「中間まとめ」を策定し、その先の議論に
つなげたい。
(アンケート調査について)
○ 就きたい職業を問うことで、どのような学びが求められているのかを把握でき、学びの選択肢の議論
につなげられるのではないか。
○ 中学生が回答しやすいよう、設問の表現をよりシンプルで分かりやすくしたほうがよい。
○ 保護者アンケートの統合に関する設問については、選択肢の表現により回答が誘導されないよう、核
となる表現だけにしてはどうか。
○ 保護者アンケートにおいても、対象の子どもが所属している学年の人数を問うことで、高校で希望す
る学校規模との相関関係も分析できるのではないか。
○ 高校で学んで感じた意見も参考となるので、高校生も調査対象としてはどうか。
⇒(事務局)地域協議会とは別の主体で、高校生を対象としたアンケートの実施を検討していることか
ら、今回のアンケート対象からは除いている。