1 日時 令和6年3月22日(金)19時00分から20時35分まで
2 場所 三重県熊野庁舎 大会議室
3 概要
令和7年度に木本高校と紀南高校を統合して開校する三重県立熊野青藍高等学校について、両校の校長をリーダーとするワーキング会議における検討状況を報告し、新しい学校のあり方について協議を行いました。
主な意見は次のとおりです。
≪熊野青藍高校の学びについて≫
※WL=紀南地域新高等学校ワーキングリーダー(木本高等学校長、紀南高等学校長)
〇 総合学科について、1学級となる紀南校舎でも2つの系列を設置し、多様な選択科目を開講するとのこ
とだが、教員数が限られる中で十分な指導体制が組めるのか。
⇒(WL)2つの系列に共通する選択科目もあるため、教員が両校を行き来することと合わせて、十分対
応できると考えている。
〇 紀南高校で実施している対話集会のように、地域で活躍する社会人と生徒が交流する活動を新校でも取
り入れ、回数も増やしてほしい。
⇒(WL)新校でも対話集会を引き続き実施するとともに、さまざまな場面を通じて、生徒が社会人と接
する機会をつくっていきたい。
〇 紀南高校で実施してきた長期インターンシップは、新校でも続けていくのか。また、地元だけではイン
ターンシップ先の業種が少ないため、多少遠方でもさまざまな産業に触れる機会を設けることはできない
か。
⇒(WL)引き続き紀南校舎で実施できるよう、現在の受入れ事業所に協力をお願いしている。なお、受
入れ事業所の新規開拓を進めている中、公務員の仕事も体験できるよう、町役場等に協力を要請してい
る。
また、インターンシップは授業時間内で行っているため、移動に時間を要する場所での実施は難しい
が、短期のイベント的に実施できるものについては、今後検討したい。
〇 各校舎における総合学科の系列選択について、生徒の希望が偏った場合、人数の調整を行うのか。
⇒(WL)できる限り生徒の希望を尊重し、人数の調整等を行わずに指導できる体制を整えたい。
〇 これまで紀南高校から一定の生徒が看護や福祉系の専門学校に進学していたが、紀南校舎が総合学科と
なることで、今後は看護師等をめざす中学生に対して、木本校舎の普通科を勧める方がよいのか。
⇒(WL)普通科と総合学科のどちらを選択しても、それぞれの学びの特色を生かして、看護・福祉系の
専門学校へ進学できるようサポートしたい。
〇 普通科のコースや総合学科の系列について、違いや特色がまだ見えてこない。中学生が将来の進路実現
に向けて、どの学科・校舎・系列を選択したらよいのかを、高校説明会の場などで、わかりやすく示して
ほしい。
≪入学者選抜について≫
〇 全日制の後期選抜では、普通科、総合学科(木本校舎)、総合学科(紀南校舎)の3つから第2志望ま
で記入できるとのことだが、志願状況によっては、再募集で同じ学校を受検することが想定されるため、
第3志望まで記入できるようにしてほしい。
⇒(事務局)県立高校の入学者選抜では、県全体のルールとして、前期選抜は第1志望のみ、後期選抜は
第2志望までとしている。新校の入学者選抜では、校舎を越えて第2志望まで記入できるよう、整理し
ているところである。
≪部活動について≫
〇 部活動の合同練習について、どの部活動が実施するのか。また、運動部だけでなく文化部でも実施する
のか。
⇒(WL)現段階で、新校における具体的な部活動の形態は決まっていないが、運動部、文化部ともに、
令和6年度から2校間に生徒移動用のバスを走らせ、合同練習を行っていくこととしている。
〇 バスが十分に活用されるよう、運行に係る教員の負担が生じないようにしてほしい。
⇒(WL)校舎間を移動するバスの運行については、業者に委託する方向で検討しており、教職員が運転
業務を担うことがないようにしていく。
〇 部活動も高校を選択する重要な材料となるため、各校舎に設置する部活動の種類や合同チームなどの活
動形態について、できるだけ早期に決定し伝えてほしい。