1 日時 令和4年10月12日(水)19時00分から21時00分まで
2 場所 伊勢庁舎401会議室
3 概要
地域の中学生や保護者を対象としたアンケートに関する質問内容等について、前回の意見等をふまえて
協議するとともに、令和6年度に想定される当地域の県立高校の学級減への対応の方向性をはじめ、今後
の地域の高校のあり方について、協議しました。
<主な意見>
(中学生・保護者を対象としたアンケート内容について)
〇 中学生が高校に期待する教育内容は、これからの地域における高校のあり方を考えるにあたり大切なも
のであるため、自由記述欄を設けるなどして、子どもたちのニーズを深く把握する必要があるのではない
か。
〇 高校を選ぶときに重視することを聞く質問は、学習内容と学校生活全般に分けたほうが、子どもたちが
考えやすくなるのではないか。また、子どもたちの思いを幅広く把握するためにも回答数を増やしてはど
うか。
〇 回答数を増やすのはいいが、制限を設けたほうが子どもたちの考える優先度がはっきり分かるのではな
いか。
〇 高校進学を想定していない生徒や、まだ高校進学の意欲が低い生徒にも配慮した表現にしたほうがよい
のではないか。
〇 アンケートは、これからの高校の学びや配置のあり方に、子どもたちの意見を反映させていく良い機会
になる。また、新しい高校のあり方を考えていくためにも、今後もこのようなアンケートを継続して実施
できればよい。
⇒ これらの意見をふまえて、事務局が原案を修正した後、会長・副会長をはじめ各委員が確認してア
ンケート内容を確定する。
(15年先を見すえた当地域の県立高校の学びと配置の方向性について)
〇 生徒が行きたい高校を選択して進学できる環境が理想である。現在の高校進学率は9割を超えるため、
経済的な面も踏まえた進路選択の保障が大切となる。
〇 地域の高校の統廃合を考えるにあたっては、地域の方々の意見が大事な材料となる。
〇 県内他地域の高校の学科編成等も参考にしながら、この地域における多様な学びの保障を大事にしてい
きたい。
〇 予測がつきにくい15年先の配置のあり方を考える場合には、地域の小規模校の再編よりも、伊勢市内
の高校配置を検討する必要があるのではないか。
〇 15年先に地域の1学年の総学級数が18学級規模となったときに、伊勢市以外の高校を存続させると、
伊勢市内の高校の学級数が減ることとなり、私立高校により多くの生徒が入学していくのではないかと危
惧される。
〇 キャリア教育を考える際に、子どもたちが地域において何を目指し、何をするのかを考えるような学び
が必要である。
〇 進学や就職を契機に三重県を離れ、その後も戻ってこないことが伊勢志摩地域の人口減少につながって
いる。その解決のためにも、子どもたちが減少していく中で高校を再編する場合には、地域における学び
の保障とともに、地域を学ぶ教育内容の継承について議論していく必要がある。
(令和6年度に想定される当地域の県立高校の学級減への対応の方向性について)
〇 令和6年度に想定される地域での4学級規模の生徒の減少については、15年先に1学年の総学級数が
18学級規模に減少していく途上であるという視点をもって、高校の学びと配置を検討していく必要があ
る。
〇 通学費の負担等が原因で志望する高校に行きにくいという現状もあるため、地域の小規模校を存続して
もらいたいという意見を聞く。また、長時間の通学に係る生徒への負担も考えていきたい。
〇 地域の小規模校を残しながら生徒数が減り続けた末に統廃合するのか、一定の学級規模がある段階で統
廃合を行うのかについて議論するべきである。